1 事業概要
応用範囲の広さや有望性から、様々な産業分野で注目を集めるファインバブル(FB)技術について、企業間、異業種(異分野)、学術機関等が連携して行う、実用化、事業化研究を支援し、地域産業の強化及び新たな地域産業の創出を目指す。
※ファインバブル(FB)
気泡のサイズが100μm以下のマイクロバブル、ナノバブルの総称。気体溶解効果及び気体封入効果があり、封入する気体や気泡のサイズにより幅広い機能を付加することができる。
2 現状・背景
○FB技術は、日本発の革新的技術であり、成長促進、鮮度維持、洗浄や廃液処理など応用範囲が広く、発生(供給)側では製造装置産業、計測器産業、エンジニアリング産業等が存在する他、応用(需要)側でも、農林水産関連、土木関連、医療関連、化粧品関連、食品関連まで非常に多岐にわたる産業に広がってきている。
○FB技術による新規産業創出、地域創生を目指す自治体・関係機関による情報交換等を行うための「ファインバブル地方創生協議会」に本県も参加。毎年参加自治体持ち回りで総会を開催しており、H30に本県で開催。
〇米子工業高等専門学校において、マイクロバブルの勉強会が実施され、参加機関間で実用化に向けた研究会が立ち上がりつつある。
3 要求金額 1,140千円
(1)ファインバブル研究会の支援(新規)
ファインバブルの活用を検討する企業、発生装置製造を目指す企業、研究機関等が連携して行う利活用の検討、事業可能性調査等に対して助成する。
・補助金:800千円 (上限400千円×2研究会)
・補助率:2/3
・研究分野: 食品加工、洗浄
(2)ファインバブルセミナーの開催
FB技術の可能性と導入実例、研究会の成果を紹介するセミナーを開催し、県内でのFB技術の知見を深めるとともにビジネスマッチングの機会とする。
・講師謝金・旅費(2名分):340千円