1 趣旨
近年、多様な保育・幼児教育が求められ、また、自然体験活動の大切さが見直される中、県土のうち、73%が森という本県の恵まれた環境を活かして、子どもたちが野外活動する機会を得ることは、心身の発達にも大変意義があると考える。
このことから、以下の取組によって、あらゆる子どもが、鳥取県の「豊かな自然」で“遊びきる”機会を保証する環境を構築する。
(1) とっとり森・里山等自然保育認証制度の推進
(2) 保育所、幼稚園等とっとり自然保育認証制度の推進
(3) 自然体験活動に精通した保育従事者の育成
平成31年10月から国による幼児教育無償化が始まることから、とっとり森・里山等自然保育認証園に対する保育料軽減について対象者の拡充を行う。
2 事業内容(補正分)
〇とっとり森・里山等自然保育認証園に対する保育料軽減(拡充)
国の幼児教育無償化実施後(10月以降)において、対象者を2歳児は現状のまま、3歳児以上児は第1子以降とし、対象児童に係る保育料を軽減する認証園に対し、その額を助成する。
【負担割合】 県1/2 ※市町村は任意
【対象児童】 2歳児:現状のまま
3歳以上児:第1子以降
※ただし、どちらも国制度対象児童は除く
【補助額】
認証園における保育料(25,700円を上限とする。)に2分の1を乗じた額と認証園の軽減する保育料のいずれか低い額。
※25,700円=国制度における「子ども・子育て支援新制度」の対象とならない幼稚園の上限額
3 所要額
12,850円×6カ月×50人=3,855千円
当初下半期査定額:771千円
補正要求額:3,855−771=3,084千円
4 拡充理由
認証園は認可外保育施設であるが、国の幼児教育無償化では認可外保育施設では保育認定のある児童のみが無償化の対象となり、保育認定の有無により保護者の財政的負担に差が発生するため家庭の経済状況によっては認証園での自然保育を断念する保護者も発生する。そのため、家庭の経済状況に関わらず、子どもたちが自然保育を受けることのできる平等な機会を担保するため、認証園に対する保育料軽減の対象を拡大するものである。