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平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:金融対策費
事業名:

企業自立サポート事業(制度金融費)

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商工労働部 企業支援課 金融担当 

電話番号:0857-26-7453  E-mail:kigyou-shien@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算額 690,667千円 11,907千円 702,574千円 1.5人 0.0人 0.0人
31年度当初予算要求額 723,898千円 11,907千円 735,805千円 1.5人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 800,043千円 11,919千円 811,962千円 1.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:723,898千円  (前年度予算額 800,043千円)  財源:単県 

一般事業査定:一部計上   計上額:690,667千円

事業内容

1 事業の目的

自立型社会への転換に向け、県内中小企業者等の事業の活性化と経営の安定のために必要な資金の円滑な調達を支援するため、業況等に応じた融資制度を県が設置・運営する。

    〔融資制度の主な設置目的〕
    ア.経営基盤の弱い小規模事業者の円滑な資金供給を下支え。
    イ.創業や新事業展開(経営革新、海外展開等)、設備投資等新たな需要を獲得するための投資を後押し。
    ウ.売上減少など業況悪化状況下にある者、経営改善・再生に取組む者を支援。
    エ.経済環境の変化(消費税率引上げ、円安・原材料高騰等)や災害等の個別の経営課題に対応。

    また、一部の災害等に係る融資については、更に事業者の利子負担を軽減する措置を行う。

2 制度金融の内容

(1)利子補給方式(平成18年度以降の融資案件に適用)
基準利率と各資金制度利率との差額分について、融資実行した金融機関へ利子補給を行うことにより、貸付利率の低減を実現し、県内中小企業者等の金利負担の軽減を図る。
※災害等緊急対策資金(平成28年鳥取県中部地震対策枠)については、借入後5年間は無利子化。
(2)預託方式(平成17年度以前の融資案件に適用)
金融機関へ預託を実行することにより、各資金制度利率の低減を図り、県内中小企業者等の金利負担の軽減を図る。

【各制度資金における新規融資枠】
(単位:百万円)

区分

資金名

H31要求新規融資枠(A)

H30当初新規融資枠(B)

増減
(A)-(B)

その他

企業自立化支援資金

800

800

0

小規模事業者向け

中小企業小口融資

800

800

0

小規模事業者向け

小規模事業者融資

2,400

2,400

0

新規需要獲得促進

創業支援資金

1,800

1,800

0

新規需要獲得促進

新事業展開資金

1,600

1,600

0

新規需要獲得促進

新規需要開拓設備資金

4,800

5,100

-300

経営改善

経営体質強化資金

4,000

7,200

-3,200

経営改善

経営安定支援借換資金

6,400

6,400

0

経営改善

取引安定化対策資金

80

80

0

経営改善(再生)

経営再生円滑化借換資金

6,400

6,400

0

経営改善(再生)

再生支援資金

320

320

0

個別事象

地域経済変動対策資金

8,000

4,800

3,200

個別事象

災害等緊急対策資金

800

800

0

その他

流動資産担保融資

400

400

0

個別事象

事業承継支援資金

300

300

0

個別事象

働き方改革応援資金

500

500

0

個別事象

中部地震復興商業・
サービス活性化支援資金

300

300

0

個別事象

災害対応力強化資金

300

0

300


合計

40,000

40,000

0

3 事業者向け利子補助金

(1)中部地震復興支援利子補助金
     企業自立サポート事業の対象外である中堅企業・大企業に対して、平成28年地震被害対策としての金融機関からの借入金について、当初5年間の利子相当額を補助する。

    (2)事業者向け利子補助金(間接補助)
     「平成27年度雪不足」「平成29年台風18号及び21号」「平成30年7月豪雨」「平成30年台風第24号」「平成30年度燃油高騰」について、市町村が利子負担軽減補助を行う場合、当該市町村に対して、最長3年間の利子相当額の間接補助を行う。
    ※「平成30年7月豪雨」「平成30年台風第24号」「平成30年度燃油高騰」は借換に相当する利子を補助対象外としている。

4 予算要求額

(単位:千円)

区分

内容

H31
要求額(A)

H30当初予算
(B)

増減
(A)-(B)

制度
金融

【利子補給金】(一般財源)新規融資分

153,544

152,176

1,368

制度
金融

【利子補給金】(一般財源)継続分(18以降融資分) ※一般分

221,521

248,224

△26,703

制度
金融

【利子補給金】(一般財源)継続分(18以降融資分) ※H28中部地震分

197,572

226,484

△28,912

制度
金融

【預託金】継続分(17以前融資分)

136,061

170,264

△34,203

事業者
向け

H28中部地震

175

297

△122

事業者
向け

H27年度雪不足

5

556

△551

事業者
向け

H29年台風

6

2,042

△2,036

事業者
向け

H30年7月豪雨

2,089

0

2,089

事業者
向け

H30年台風第24号

3,481

0

3,481

事業者
向け

H30年度燃油高騰

6,822

0

6,822

事業者
向け

H31年度以降利子補助金(枠予算)

2,622

0

2,622


合計

723,898

800,043

△76,145

5 資金制度の要求概要

景気の先行きが未だ不透明であり、経営環境の厳しい者や小規模・零細事業者が事業資金の調達を円滑に行うことができるよう、また、県元気づくり総合戦略において、KPIを設定して推進している創業、経営革新等新たな需要獲得に向けたチャレンジを後押しできるよう、体制を継続する。

○常設資金及び次の時限的な制度・措置を継続
【経営再生円滑化借換特別資金】
・金融円滑化法の終了に備え、H24.6補正により、経営改善・再生の取組みを推進する超長期の借換資金を創設。
・即座には進まない経営改善・再生を継続して促進するため、機能を発揮している本資金を継続する。

【条件変更措置特例】
金融円滑化法がH24年度末に終了した後も、引き続き金融機関には、中小企業者に対し、そのコンサルティング機能の発揮と資金繰り緩和(条件変更)による対応が求められており(H24.11.1金融担当大臣談話)、融資期間延長等の無制限化の特例措置を継続する。

6 事業者向け利子補助金制度の要求概要

現在は経済変動事象・災害等の発生に際して補正予算対応を行っているが、早期に制度を示し速やかな資金繰り対応や復旧に資するため、平成31年度以降は当初予算における枠設定を行う。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○制度金融(平成25〜30年度)

◆平成25年6月
円安で原材料価格の上昇により収益が悪化しているなどの影響を受けた中小企業者を支援するため地域経済変動対策資金を発動。

◆平成26年3月
・小規模事業者や創業者に対する支援として、更なる保証料の引下げを実施。
・新たな需要獲得のための業態転換・商圏拡大などを支援するため、設備投資を後押しする超長期資金「新規需要開拓設備資金」を創設
・セーフティネット保証(5号)の指定業種が縮小される最中、全業種対応のニューマネー資金「経営活力強化資金」の対象者を拡大し、「経営体質強化資金」としてリニューアル。
・消費税増税の影響への対応として、地域経済変動対策資金に対応枠を設置
・経営再生円滑化借換特別資金に、国が創設した全国統一保証制度、経営改善サポート保証の活用を導入

◆平成26年7月
地域経済変動対策資金に「原油価格高騰対策枠」を設置

◆平成26年8月
地域経済変動対策資金に「夏季台風・長雨等の影響対策枠」を設置

◆平成27年3月
・小規模事業者の資金調達の下支えのため、「小規模事業者融資」を常設化すると共に、制度を拡充
・創業を推進するため、「創業支援資金」を創設(「新規参入資金」から独立設置)
・地域経済変動対策資金に「円安・原材料価格高騰対応枠」を設置
・災害等緊急対策資金に「倉吉市大正町火災対応枠」を設置

◆平成28年1月
地域経済変動対策資金に「異常気象・雪不足対策枠」を設置

◆平成28年2月
地域経済変動対策資金に大規模小売業者倒産に対応する融資枠を設置

◆平成28年4月
災害等緊急対策資金に「平成28年熊本地震対応枠」を設置

◆平成28年6月
地域経済変動対策資金に自動車製造業者一時生産停止に対応する融資枠を設置

◆平成28年7月
地域経済変動対策資金に「英国のEU離脱に伴う円高対応枠」を設置

◆災害等緊急対策資金の指定災害として「平成28年鳥取県中部地震」を指定(期間:平成28年10月24日〜平成29年3月31日)。
※平成28年度10月専決予算において、災害等緊急対策資金(平成28年鳥取県中部地震対策枠)について借入後5年間の無利子・無保証料化を実施。

◆平成29年1月
地域経済変動対策資金に「国際経済変動対策枠」を設置

◆平成29年2月
災害等緊急対策資金に「平成28年度豪雪対策枠」を設置

◆災害等緊急対策資金(平成28年鳥取県中部地震対策枠)について、やむを得ない事情により期間内に申込みができない場合に限り平成30年3月31日まで受付期間を延長

◆平成29年9月
災害等緊急対策資金に「平成29年台風18号対策枠」を設置

◆平成29年10月
災害等緊急対策資金に「平成29年台風24号対策枠」を設置

◆平成30年1月
地域経済変動対策資金に「燃油価格高騰対策枠」を設置

◆平成30年4月
・事業承継支援資金、働き方改革応援資金、中部地震復興商業・サービス活性化支援資金を新設
・中小企業小口融資の限度額を拡充(1,250万円→2,000万円)

◆平成30年6月
地域経済変動対策資金に「平成30年度燃油価格高騰対策枠」を設置

◆平成30年6月
災害等緊急対策資金に「平成30年6月大阪府北部地震対策枠」を設置

◆平成30年7月
災害等緊急対策資金に「平成30年7月豪雨対策枠」を設置

◆平成30年9月
災害等緊急対策資金に「平成30年台風21号及び平成30年北海道胆振東部地震対策枠」を設置

◆平成30年10月
災害等緊急対策資金に「平成30年台風第24号対策枠」を設置

◆平成30年10月
災害対応力強化資金を新設


○事業者向け利子補助金

◆平成28年3月
平成27年冬期異常気象・雪不足特別対策事業補助金を創設

◆平成28年10月
中部地震復興支援利子補助金を創設

◆平成29年10月
平成29年台風被害特別対策事業補助金を創設

◆平成30年7月
平成30年7月豪雨特別金融支援事業補助金を創設

◆平成30年10月
平成30年台風第24号特別金融支援事業補助金を創設

これまでの取組に対する評価

・経済環境の変化に即応した資金対策を都度構築している。

・県内中小企業の資金需要に対応するために設置した経営活力再生緊急資金(平成23年4月からは経営活力強化資金、平成26年3月からは経営体質強化資金)によって、ニューマネーの供給に大きく寄与。

・平成26年4月の消費税増税への対応として発動した、地域経済変動対策資金は、非常に多くの利用があり、売上減少時の資金繰り緩和に寄与。

・依然厳しい経済環境に対応するためのセーフティ機能として、企業自立サポート融資が担う役割は大きい。

・県内中小企業者への資金供給の円滑化を図るためには、信用保証協会による信用保証制度との連携による取組が引き続き必要。

工程表との関連

関連する政策内容

資金調達の円滑化(機動的な金融支援)

関連する政策目標

鳥取県中部地震からの復興を含め、県内中小・零細企業の経営の安定化に向けた資金繰り環境の円滑化を図るための資金制度を構築・運営。


財政課処理欄


 利子補助金の枠予算化については、その対象事案毎に発動の判断が必要と考えます。その他、実績を勘案し金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 800,043 0 0 0 0 0 0 170,264 629,779
要求額 723,898 0 0 0 0 0 0 136,061 587,837

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 690,667 0 0 0 0 0 0 136,061 554,606
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0