鳥取市南吉方:旧三洋電機(株)跡地の旧鳥取高等農業学校校舎(以下、「旧高農校舎」)については、平成27〜28年度に耐震改修工事を行い、平成29年4月から建物の一部について県内企業に対し公有財産(建物)賃付を行い、オフィスとして利用されている。
県利用部分及び共有利用部分の建物維持管理に必要な費用(土地賃借料、建物警備料等)を要求する。(なお、入居している県内企業からの入居料財源を充当する。)
<耐震工事から県内企業入居までの経過>
・平成26年3月 企業との進出協定締結
・平成27年5月〜平成28年6月 実施設計・耐震改修工事
・平成28年4月〜平成29年2月 企業の新社屋工事(敷地内)
・平成29年4月〜 入居・事業開始
(1)構造 木造2階建 (大正10年建築)
(2)建築面積 232.73平方メートル
(3)延床面積 424.2平方メートル
(4)所有者 (建物)鳥取県 (底地)県内企業
(5)経緯
平成25年3月7日、県議会が「旧鳥取高等農業学校玄関の建物の存置を求める決議」を可決。折衝の結果、三洋電機(株)跡地と併せて鳥取市が取得。さらに平成25年10月31日、県が建物のみを市から取得(取得額 888,454円)。底地を含む一体の敷地については県内企業が市から取得。
(1)建物底地等賃借料 545千円(545千円)
建物底地部分(232.73平方メートル) 2,016円/平方メートル | 470千円 |
配管埋設部分(上水、雨水、下水で計1,179メートル) | 72千円 |
情報ハイウェイ設備部分(電柱1本、電線1本) | 3千円 |
計 | 545千円 |
※行政財産使用料の規定を準用し積算
○旧高農校舎の底地(232.73平方メートル)は平成28年3月末に県内企業が鳥取市から購入済。(なお、県内企業は高農校舎底地を含む計5,000平方メートルを鳥取市から購入し、高農校舎活用と合わせて自社ビルを平成29年2月に建設)
○旧高農校舎底地所有者である県内企業からの賃借(期間:平成30年4月1日〜平成60年3月31日まで(30年間))
※平成29年4月からの賃借契約(期間:平成29年4月1日〜平成30年3月31日)を継続。
※建物の所有を目的とする土地の借受(県が旧鳥取高等農業学校校舎を公有財産として所有するための土地借受)については、借地借家法に基づく契約内容とする必要があり、契約期間を1年から30年に変更(借地借家法第3条)
(2)警備委託料 26千円(26千円)
(3)電気料金 310千円(310千円)
(4)上下水道料金 40千円(40千円)
(5)清掃委託料 72千円(72千円)
※(2)〜(5)の建物維持管理コストについては、県内企業と県のそれぞれの管理面積で応じて費用負担する。
平成31年度入居料収入見込み 3,534千円(年間)
(財産貸付収入で収入)
○契約先:県内企業
○契約期間:平成30年4月1日〜平成35年3月31日
※平成29年4月からの賃貸契約(期間:平成29年4月1日〜平成30年3月31日)を継続するもの。