(1)青谷上寺地遺跡出土人骨の復元
全国的にも注目度が高いDNA分析に基づく弥生時代人の研究成果を、いち早く県民と共有するとともに、これを起爆剤にして、これからの史跡整備に向けて改めて青谷上寺地遺跡の魅力を広く情報発信することを目指して、次のような取組を行う。
ア)弥生時代人の復顔模型の作製、展示
個別の形質的特徴に関する情報が得られる頭骨があれば、頭骨の模型を土台にして、ゲノムの解析により明らかになった外見的な特徴を付加し、当時の人々の面持ちを忠実に再現。
完成した模型は活用し、県内の展示施設などを巡回しながら、青谷上寺地遺跡の最新情報を発信していく。
イ) 一般向けの講演会の開催
・実施時期:10月頃(予定)
・場所(候補):青谷町総合支所多目的ホール(150人収容)
・内容:青谷上寺地遺跡出土人骨の最新研究(仮案)
ウ)その他PR活動
・ パンフレットの作成(講演会や復顔模型の展示で配布)
・ パネル巡回展(むきばんだ史跡公園など)
・ 新聞(地元紙)などへのコラムなどの寄稿(文化財主事)
・ 出前講座(文化財主事)
・ HP、facebookなど、SNSを利用した情報発信 など
(2)青谷上寺地遺跡出土品重要文化財指定記念展
青谷上寺地遺跡出土の国重要文化財指定品を県民にお披露目するための企画展を開催する。同遺跡の出土品は全国的にも関心が高く、我が国を代表する歴史遺産として国に認定された今、青谷上寺地遺跡の代表的な出土品を一堂に展示することで、遺跡の内容や価値を県民に理解いただくとともに、今後の史跡整備や地域振興の推進に繋げていく。
1 「重要文化財指定記念講演会1(価値と魅力編)」の開催
2 「青谷上寺地遺跡出土品重要文化財指定記念展(仮)」の開催
・会場:鳥取県立博物館 第1、第2特別展示室
・会期:令和2年3月14日(土)〜3月28日(土)
・展示点数:約300点(重要文化財指定品)
・関連行事:会期中に「重要文化財指定記念講演会2(美と技編)」(会場:
県立博物館講堂)、関連行事 ギャラリートーク(会場:展示室)
※速報展の開催(既定予算対応)
重要文化財指定への答申(3/18)を受け、指定品を県民にいち早く公開するための速報展を行う。
・会期−6月16日(日)〜6月30日(日)
・会場−県立博物館 第1特別展示室
※ステージイベント等(H31当初計上済)
・出土品が重要文化財指定されることを踏まえて、指定品に関連したステージイベントを開催
・会場:とりぎん文化会館
・時期:9〜12月
(「とっとり弥生の王国」普及活用事業(青谷上寺地遺跡史跡保存活用協議会事業)で計上済)