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県議会に提出した条例
29年6月定例会 01 条例(設定)
件名:

鳥取県民みんなで進める障がい者が暮らしやすい社会づくり条例

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福祉保健部 障がい福祉課 社会参加推進室社会参加推進担当 電話番号:0857-26-7675

提出理由


本県がこれまで取り組んできたあいサポート運動、障がい福祉サービスの充実、手話の普及等の取組を更に発展させるとともに、新たな課題の解決に向けて取り組むことで、障がい者が、その人格と個性を尊重され、障がいの特性に応じた必要な配慮や支援を受けながら、地域社会の中で自分らしく安心して生活することができる社会の実現を目指し、この条例を制定する。

内容

1 基本的な考え方
・全ての県民が障がい及び障がい者に対する理解を深める。
・障がいを理由とする差別の解消を図る。
・障がい者本人が望む適切なコミュニケーション手段その他情報を取得する手段を選択することができるよう支援を充実させることにより障がい者情報アクセシビリティを保障する。
・災害時であっても障がい者が安全かつ安心な生活を営むことができるようにする。
・地域社会において、障がい者が自分らしく安心して生活することができるようにする。
2 県の責務等
・県は、1の基本的な考え方にのっとり、障がい者が暮らしやすい社会づくりを推進する施策を総合的かつ計画的に推進する。
・その他市町村の責務並びに県民及び事業者の役割について定める。
3 障がい者への理解の促進及び県民運動の推進
・県は、あいサポート運動を県民全体で取り組む運動として推進する。
・県民及び事業者は、配慮又は支援を必要としている意思を表す記章等を着用する障がい者に対し、当該障がい者の求めに応じて、必要な配慮又は支援を行うよう努める。
4 障がいを理由とする差別の解消
・県は、障がいを理由とする差別の解消を図るため、障がいを理由とする差別につき相談に応じるとともに、相談者への支援を行うための窓口(障がい者差別解消相談支援センター)を設 置する。
・県は、障がいを理由とする差別の解消について県民の関心と理解を深めるため、必要な啓発活動を行う。
5 障がい者情報アクセシビリティの保障及びコミュニケーション手段の充実
・県は、障がい者との意思疎通に当たっては、その実施に伴う負担が過重でない限り、障がいの特性に応じた適切なコミュニケーション手段を用いる。
・市町村は、障がい者情報アクセシビリティの保障及びコミュニケーション手段の充実に努める。
・県民及び事業者は、障がい者との意思疎通に当たっては、障がいの特性に応じた適切なコミュニケーション手段を用いるよう努める。
6 災害時における障がい者の支援
・県及び市町村は、自助に加え、地域住民が災害時における避難に当たり支援を要する障がい者に対して声掛け、避難所への同行その他の共助を行うことができる関係を地域社会におい て築く取組(支え愛の地域づくり)の推進及び地域住民が主体となって作成する支援を必要とする者の情報等を盛り込んだ地図(支え愛マップ)の作成の支援に努める。
・市町村は、災害発生時、避難所での生活等について、障がい者に対して障がいの特性に応じた対応を行うよう努める。
7 障がい者の自立及び社会参加の推進
・県、市町村等は、障がい者に係る福祉サービスの充実等、虐待防止の促進、医療を要する障がい者への支援、教育環境の整備等、就労の促進等並びに文化芸術及びスポーツの推進に取り組む。