現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 生活環境部の大山オオタカの森保全事業
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:環境衛生費 目:環境保全費
事業名:

大山オオタカの森保全事業

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生活環境部 西部生活環境局 生活安全課動物・自然公園担当 

電話番号:0859-31-9320  E-mail:seibuseikatsukankyo@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 11,381千円 787千円 12,168千円 0.1人 0.0人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 12,376千円 787千円 13,163千円 0.1人 0.0人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 9,705千円 1,588千円 11,293千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:12,376千円  (前年度予算額 9,705千円)  財源:一部国庫1/2,単県 

一般事業査定:計上   計上額:11,381千円

事業内容

1 事業の目的・概要

オオタカの営巣地を守るため、開発予定であった森林を県が取得した。(平成13年:面積104.5ha)

    当該森林をオオタカの営巣場所に適した環境整備(更新伐)と松くい虫による被害拡大を抑制するための伐倒駆除を実施する。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度6月補正後予算額
前年度からの変更点
赤松林の更新伐間伐、搬出、下刈
5,869
5,068
調査委託を計上
松くい虫被害木の駆除枯れ松の伐倒駆除
5,507
4,637
調査委託を計上
モニタリング調査
1,000
モニタリング調査を計上
合計
12,376
9,705
※赤松林の更新伐については、伐採木の売却益が収入として見込まれる。
・売却想定額3,136千円

3 背景

オオタカの保全を効果的に進めるためには、定期的にモニタリングを実施し、樹林環境の整備の結果が森の生態系にどのように影響しているか調査検証する必要がある。
〇第1回調査(平成15年度)
・餌取のための飛翔空間を確保するため、松の本数調整伐、松以外の雑木の除伐(平成18年〜22年)
〇第2回調査(平成23年度)
・営巣環境を継続的に維持するため、伐採(更新伐)を順次計画的に行い、天然更新を進める。(平成26年度〜)
・天然更新の幼樹の生育を阻害する雑草の刈払い(下刈)を実施。(平成28年度〜)
・近年、急増している松くい虫の被害を防止するため、保全松林の指定を行ない衛生伐(特別伐倒駆除)を実施。(平成28年度〜)
〇前回調査から9年経過し、更新伐による営巣環境整備の成果や隣接地に設置されたソーラーパネルの影響がどうか、また、松くい虫による松枯れが進む中で樹種転換の検討も必要になっている。(連絡調整会からの要望)

4 前年度からの変更点

1 赤松林の更新伐
〇更新伐業務の発注に際し、設計に必要な現地調査(毎木調査)を外部委託する。(494千円)
〇天然更新の幼樹の成長を阻害する雑草の草刈りの実施。(平成30年度実施個所の追加)
2 松くい虫被害木の駆除
〇松くい虫駆除業務の発注に際し、設計に必要な現地調査(被害木調査)を外部委託する。(166千円)
3 モニタリング調査
〇定期的なモニタリングを実施し、今後の樹林環境整備の方針や計画策定へ反映させる。(1,000千円)

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

◇平成13年に県が土地を取得後、条例の制定、観察路等の整備を行い、平成18年度からは計画的にオオタカの営巣環境に適した森林整備を継続実施している。
◇平成23年度にモニタリング調査を実施。(更新伐の実施を検討)
◇年々松くい虫被害が増大、これまで林内で燻蒸処理されていたが、平成26年度から資源の有効利用を図るためチップ工場へ搬出し再利用を図った。また、平成28年度から交付金事業で実施できるように、平成27年度に保全区域の指定を行った。
◇平成26年度からオオタカが営巣可能な林分を長期間確保するため、老齢赤松林から強度間伐を実施し、天然更新により整備を実施。
◇天然更新を促すための下刈を平成28年度から実施。

これまでの取組に対する評価

◇平成23年度のモニタリング調査においてオオタカの生息が確認され、これまでの営巣環境整備が評価された。
◇更新伐で伐採された良質材は木材市場で競り売りし、県の収益が見込めるようになった。(H26〜H30で18,094千円:手数料含む)
◇下刈の適切な実施によって、松の幼樹が順調に生育しており、連絡調整会から高い評価を受けている。

財政課処理欄


 金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 9,705 4,071 0 0 0 0 1,080 0 4,554
要求額 12,376 4,819 0 0 0 0 1,051 0 6,506

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 11,381 4,461 0 0 0 0 1,025 0 5,895
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0