これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・鳥取県では、「鳥取県経済成長創造戦略」等を策定し、地域の特性及びその活用戦略として、製造業のAI・IoT、ビッグデータ、ロボット(自動化)等の新たな技術の活用により、大幅な生産性向上を図る「第4次産業革命」を推進している。
・産業技術センターでは、県の基本戦略等を受けて、県内製造業及び関連産業における高付加価値化製品開発に向けた技術支援として、AI・IoT等関連の研究成果の技術移転、専門技術手法を学ぶ人材育成プログラムの実施、設備導入、職員の資質・SI機能の向上等、技術面の支援に取り組んでいる。
・特に、第4期中期目標期間における最重要事項として「生産性向上のためのAI・IoT・ロボット等先端技術の実装支援」に取り組むこととしており、2019年12月に開設する「AI・IoT・ロボット等実装支援拠点(通称「とっとりロボットハブ」)」を活用して、県内で人材育成、生産性向上を重点的に支援する。
これまでの取組に対する評価
・公設試験研究機関としては中国・四国地方ではじめて、「ロボット導入やAi・IoT技術等を活用したスマート工場化の技術的検証が可能となる「AI・IoT・ロボット等実装支援拠点」が整備された。
・産業技術センターでは、25年前から開始した各企業固有の技術課題を解決できる人材を育成するための「ものづくり人材育成塾」(例年30〜50社から企業技術者が参加)のほか、多くの人材育成事業を実施してきた。これらの成果として、企業の独自色を活かした新商品や新技術の開発が実現している。
・従来からAI・IoT・ロボット関連の独自の研究開発も実施し、関連技術の蓄積と普及に取り組んでおり、今後、実装支援拠点を活用して県内企業の生産性向上を支援するポテンシャルを有している。