現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 商工労働部の中小企業調査・研究開発支援事業
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:工鉱業費 目:中小企業振興費
事業名:

中小企業調査・研究開発支援事業

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商工労働部 産業振興課 先端技術推進担当 

電話番号:0857-26-7564  E-mail:sangyou-shinko@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 20,984千円 4,722千円 25,706千円 0.6人 0.0人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 23,484千円 4,722千円 28,206千円 0.6人 0.0人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 16,412千円 4,763千円 21,175千円 0.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:23,484千円  (前年度予算額 16,412千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:20,984千円

事業内容

1 事業の目的・概要

県内中小企業者が新たな製品及び技術の開発による事業化もしくは新サービスの展開を目指して行う調査研究、技術開発等を支援することにより、県内産業の底上げ、新事業の創出を促進し、もって地域産業の活性化を図る。

2 主な事業内容

(1)中小企業調査・研究開発支援補助金

                                                                                                         (単位:千円)
    区分
    補助対象事業
    補助対象経費
    (下限額)
    実施主体
    県補助率
    (上限額)
    要求額
    前年度6月補正後予算額
    前年度からの変更点
    調査支援型
    事業可能性調査や基礎的な調査段階の事業原材料費、ソフトウェア開発環境使用料、機器・設備使用料、委託費、共同研究費、外部専門家受入経費など
    (1,000)
    令和2年度採択分(新規)1,000千円×3件×年度内執行率1/2=1,500千円
    (債務負担行為上現額:3,000千円)
    県内に事業所等を有し、県内で事業を実施する中小企業者・グループ
    2/3
    (1,000)
    1,500
    16,257
    ・「産学共同事業化プロジェクト支援事業」を統合し、補助金をリニューアル
    ⇒「研究開発支援型」を「研究開発」と「産学共同研究開発プロジェクト」に区分

    ・「研究開発」
    ⇒採択予定枠を3件分15,000千円(従来は1件分5,000千円)に変更
    ⇒補助率を1/2に変更(従来は2/3)

    ・「産学共同研究開発プロジェクト」
    ⇒採択予定枠を1件分10,000千円(旧補助金は1件分20,000千円)に変更
    ⇒補助率を1/2に変更(旧補助金は委託の10/10)
    研究開発
    支援型
    研究開発
    市場規模・ニーズの把握など基礎的な調査研究を終え、製品化・事業化に向けてより具体化・深化させるための研究開発が必要な段階の事業【調査支援型の対象経費に加え以下の経費】
    減価償却費、直接人件費、産業財産権導入費、機器・設備・ソフトウェアの購入費など
    ※委託費、共同研究費、直接人件費はそれぞれ対象経費の50%以内。ただし、システム開発関連事業については直接人件費の割合の制限なし。
    (5,000)
    H30年度採択分(継続)4,329,143円(3件)
    令和元年度採択分(継続)4,642,857円(2件)
    令和2年度採択分(新規)5,000千円×3件×年度内執行率1/2=7,500千円
    (債務負担行為上限額:15,000千円)
    1/2
    (5,000)
    16,472
    産学共同
    研究開発
    プロジェクト
    県内中小企業者と県内大学・高専・公設試が連携して製品化・事業化を目指しながら、新産業基盤技術を創出する産学共同プロジェクト【調査支援型の対象経費に加え以下の経費】
    減価償却費、直接人件費、産業財産権導入費、機器・設備・ソフトウェアの購入費など
    ※委託費、共同研究費、直接人件費はそれぞれ対象経費の50%以内。ただし、システム開発関連事業については直接人件費の割合の制限なし。
    (10,000)
    令和2年度採択分(新規)10,000千円×1件×年度内執行率1/2=5,000千円
    (債務負担行為上限額:10,000千円)
    県内に事業所等を有し、県内研究機関(大学・高専・公設試)との共同事業を県内で実施する中小企業者・グループ
    1/2
    (10,000)
    5,000
    0
    合 計
    22,972
    16,257
     
     (2)外部有識者による審査会運営費
      
                                                               (単位:千円)
    区分
    内容
    要求額
    前年度6月補正後予算額
    前年度からの変更点等
    外部有識者による審査会運営費〇審査会外部委員報酬
    〇審査会外部委員旅費
    512
    155
    合計
    512
    155
                                                                                                                 

3 背景

○事業創設(平成20年度)以降、県内中小企業の新商品開発等の取組を支援してきており、建設業者の新分野進出や医療・エネルギー・食品等多様な分野で商品化に繋がってきている。
○平成26年度から中小企業の研究開発等に関する既存補助制度を整理統合した。
○県内の中小企業にとってリスクの高い、新製品・新サービスの開発・事業化の初期〜中期の調査・研究開発段階を支援する。

4 前年度からの変更点

○当該事業に「産学共同事業化プロジェクト支援事業(委託事業)」を統廃合し事業の再構築を行う。
  →従来の調査支援型と研究開発型に加え、企業と県内研究機関との共同事業を実施するプロジェクトを支援する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<政策目標> 事業化件数 年間4件

<これまでの取り組み>
産業技術センター、産業振興機構と情報共有、連携し、技術面及び経営面から、アイデアの段階から事業化までを見通した支援体制を構築。新たな技術や製品の研究開発を通じた事業化を支援してきたところ。

<改善点1>外部有識者審査会を設置(H23〜)
事業計画段階から様々な視点からの意見や評価、助言を受けることが、研究成果をより高めるために効果的と判断したため。

<改善点2>サービス業企業も対象に(H26〜)
ものづくり企業以外にもサービス業の企業等が、新サービスを展開するに当たって実施する事前調査等も対象とし、制度名も「ものづくり事業化応援補助金」から「中小企業調査・研究開発支援補助金」に変更。

<改善点3>採択決定の可否を審査会方式に一本化(H29〜)
従来、調査支援型については随時審査(応募順に順次審査し、採択可否を設定)を行ってきたが、研究開発支援型と同様に定期的に開催する審査会形式に変更。

<改善点4>採択通知と交付決定通知を一括で処理(H29〜)
従来、@事業計画書の提出→採択決定⇒A交付申請書の提出→交付決定の2段階の手続きであったが、交付申請書(事業計画書を添付)の提出→交付決定(不採択通知)の1段階の手続きとした。

これまでの取組に対する評価

一般的に大企業に比べ経営基盤が脆弱な中小企業にとって、研究開発は大きな負担とリスクを伴うものであり、このような状況のもと、本補助金は中小企業の研究開発の推進に一定程度寄与しているものと評価。

平成26〜28年度採択事業に対して行ったヒアリング調査の結果では、3割を超える事業が製品化・販売に至っており、商品の売り上げ、新たな雇用、特許の取得などの成果が出ている。

補助金利用者の中には、開発した技術の量産化体制構築のために工場を増設する事例や、新商品を販売したことで新分野への進出が加速化された事例、雇用を拡大した事例など、補助金利用をきっかけとして次なる展開へ進んでいる事例もある。

また、研究開発後は新製品の販路開拓を行う必要があることから、産業支援機関等と情報共有を図るとともに、販路開拓等への補助メニューがある経営革新支援補助金による支援施策も併せて周知し、企業が研究開発の次の段階に進めるよう、支援する。

【交付決定数】
平成20年度 20件      平成26年度 26件
平成21年度 20件      平成27年度 18件
平成22年度 18件      平成28年度 14件
平成23年度 21件      平成29年度 10件
平成24年度 29件      平成30年度 5件
平成25年度 20件      令和元年度  2件

財政課処理欄


 研究開発支援型(研究開発)の新規採択枠増はR2年度に限り2件に増枠します。R3年度以降については、R2年度の応募及び採択状況を踏まえて検討します。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 16,412 0 0 0 0 0 0 0 16,412
要求額 23,484 0 0 0 0 0 0 0 23,484

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 20,984 0 0 0 0 0 0 0 20,984
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0