現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 農林水産部のナラ枯れ対策事業
令和2年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:森林病害虫防除費
事業名:

ナラ枯れ対策事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

農林水産部 森林づくり推進課 − 

電話番号:0857-26-7298  E-mail:moridukuri@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 71,017千円 17,314千円 88,331千円 2.2人
補正要求額 9,720千円 787千円 10,507千円 0.1人
80,737千円 18,101千円 98,838千円 2.3人

事業費

要求額:9,720千円    財源:単県   追加:9,720千円

一般事業査定:計上   計上額:9,720千円

事業内容

1 事業の目的・概要

 

     8月中旬以降、昨年まで被害が少なかった桝水高原を中心にナラ枯れが広範囲に発生しており、秋期に向かって更に被害が拡大する可能性が高い。大山の景観の保全と枯損木の倒木等による事故の未然防止を図る上でも、本格的な観光シーズンを前に、国や市町と連携して大山環状道路を中心に早急に伐倒除去を実施する必要がある。

2 補正内容及び要求額

                                               (単位:千円)
  事業名内容  実施主体 県補助率
 (上限額)
 現計予算額
    (A)
 補正予算額
    (B)
  予算額計
  (A)+(B)
1 予防対策カシナガトラップによる捕獲等  市町村 県10/10 20,520     − 20,520
2 駆除対策立木くん蒸、伐倒駆除、立木シート被覆・撤去等  市町村 国1/2,県1/2,
県10/10
37,000 9,720 46,720
3 若返り対策被害林等の更新(伐採・撤去)林業事業体等 定額 7,000     − 7,000
4 空中探査ヘリコプターによる被害調査   県    − 5,500     − 5,500
5 事務費等モニタリング調査等   県    − 997     − 997
                          計 71,017    9,720 80,737

3 積算根拠


 枯損木を伐採し景観を保全するとともに、林外へ搬出・破砕することで材内のカシノナガキクイムシを駆除し、次年度の被害発生を抑制する。
 (現時点での概算駆除量)4,680本−(当初想定駆除量)3,600本=1,080本
  1,080本×単価@9,000円=9,720千円

4 スケジュール


◆8月28日   緊急現地検討会(国・県・市町)
◆9月3〜4日  ナラ枯れ被害ヘリ探査(県・市町)
◆9月10日   鳥取県ナラ枯れ被害対策協議会(国・県・市町) 
◆9月中旬〜  ナラ枯れ早期伐倒着手(※早期伐倒は既存予算により対応)

位置図


これまでの取組と成果

これまでの取組状況


1 ナラ枯れ被害について
・本県におけるナラ枯れ被害は、県東部が被害が多かった平成22年度がピークであり、その後年々被害が減少しつつあったが、平成27年度から県中西部を中心に拡大しつつあり、大山北部、西部から南西部への被害拡大が確認される。

2 ナラ枯れ対策について
・平成19年度から、県が設置している「鳥取県ナラ枯れ被害対策協議会」で、国有林・県・関係市町が連携して被害木の駆除に取り組むことを確認。

・平成21年度から、被害先端区域を指定し、県がヘリコプターとGPSを活用して被害木の所在箇所を座標特定する被害木調査を実施。平成25年度以降、緊急対策区域に名称変更。

・平成25年度に大山周辺で被害が増加したため、関係機関で協力して大山周辺の被害木について、穿入生存木も含め、徹底駆除することとしていた。

・平成28年度、「大山広域ナラ枯れ被害対策協議会」において、大山山頂から半径10kmの範囲の重点対策区域を優先的に駆除することとし、被害木処理の対象を原則として枯損木のみとした。
 また、28年度からカシナガトラップによるカシナガ個体数低減を進めて、また、令和元年度から被害林等を面的伐採し、森林を若返らせ、被害が発生しにくい森林への転換を図っている。

これまでの取組に対する評価


・令和元年度の被害は対前年比133%となっているものの、大山周辺の市町や国有林を所管する林野庁が連携して防除することで、近年の被害ピークであった平成29年度の52%に抑えている。

・被害が増加した昨年度は、延べ3回の鳥取県ナラ枯れ被害対策協議会を開催し、引き続き、被害が多い大山環状道路周辺における対策の集中に関係者(市町村、国関係機関、県)が合意した。

工程表との関連

関連する政策内容

森林整備の推進、森林病害虫被害対策の徹底

関連する政策目標

市町・国等関連機関との綿密な連携による松くい虫およびナラ枯れ被害対策の徹底


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 71,017 21,250 0 0 0 0 0 7,000 42,767
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 9,720 0 0 0 0 0 0 0 9,720
保留・復活・追加 要求額 9,720 0 0 0 0 0 0 0 9,720
要求総額 80,737 21,250 0 0 0 0 0 7,000 52,487

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 9,720 0 0 0 0 0 0 0 9,720
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0