1 事業の目的・概要
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、通常のこども食堂の運営が困難になり、運営方法等を変更(開催場所の変更や分散開催、食事の提供方法の変更、感染防止対策など)することを余儀なくされた民間団体等に対して、その追加経費に係る補助を行う。また、今後、生活困窮者の増等により、こども食堂等の利用者が増加することが予想されるため、市町村又は民間団体等が新規に立ち上げるこども食堂等の子どもの居場所確保に資する事業等に対して補助を行う。
2 主な事業内容
(1)子ども食堂新型コロナウイルス対策緊急応援事業
〇補助対象:県内でこども食堂を実施する民間団体等
〇補助経費:コロナウイルス感染症の感染防止のため、新たに必要となる以下の経費
・会場に要する経費(コロナ対策のため分散開催することによる会場変更に伴うものなど)
・食事の提供方法の変更(弁当支給への切り替えなど) 等
〇補助率:県10/10(上限額100千円/団体)
(2)子どもの居場所推進事業
事業者 | 県内で事業に取り組む市町村又は民間団体等 |
事業内容 | 休日や、平日の放課後〜20時頃にかけて、食事や学習、遊び等で参加者が交流する事業 |
補助対象 | 事業立ち上げ支援(補助基準額2,000千円)
調理器具・冷蔵庫等の備品、食器等の消耗品の購入に要する経費、調理室や居室等の修繕に要する経費、使用料賃借料(会場借上げに要する初期経費等)
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| 運営費
開催開催 | 補助金上限額 |
月16回以上 (週4回等) | 2,000千円 |
月4〜15回 (週1回等) | 1,500千円 |
月1〜3回 | 1,000千円 |
○会場に要する経費
使用料・賃借料、光熱水費、環境衛生に要する物品購入費
○食事提供に要する経費
調理スタッフの人件費、食材費(1食350円上限)、食品衛生管理に要する物品購入費、消耗品購入費
○学習支援に要する経費
学習指導スタッフの人件費、教材・文具購入費、消耗品購入費
○その他の活動(創作活動、芸術鑑賞、談話)に要する経費
保険加入料、読み聞かせや人形劇等有償ボランティア等を活用する場合の経費、材料費等の物品購入費、消耗品購入費
○行政等との連携に要する経費
相談員やコーディネーターの人件費、連絡調整業務に要する通信費、事業周知や相談支援に要する事務経費、研修・会議参加に要する旅費
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補助率 | 事業立ち上げ支援:県2/3 市町村1/3 |
| 運営費:県1/2 市町村1/2 |
要件 | 〇居場所における取組
・継続した大人との関わりの中で信頼関係を構築し、安心・安全な居場所となる環境をつくること。
・活動を通して、生活習慣を身につけたり、コミュニケーション能力の向上を図ること。
・安定した大人との関わりの中で、子どもの意欲や自信、自己肯定感の回復や向上を図ること。
・実費を徴収すること。(子どもを除く。)
〇行政等との連携による相談支援、見守り機能
・保護者も参加できる場を設けるなど、子どもの姿を通して保護者との関わりに努め、世帯の孤立を防止するとともに必要な支援につなげること。
・市町村や学校、児童相談所等の関係機関から紹介された子どもを積極的に受け入れるとともに、市町村や学校等との連絡会を設ける、専門家からアドバイスを受ける等により、運営や支援の充実に努めること。 |
3 要求額
(1)こども食堂応援事業
(2)子どもの居場所推進事業
4,098千円
〇新規事業立ち上げ・運営支援 9箇所
(積算根拠)
・新規事業立ち上げ支援 5,320千円(見込額)×2/3=3,545千円
・新規事業運営支援1,105千円(見込額)×1/2=553千円