現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 生活環境部の水環境における生物多様性の保全と再生に関する研究
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:衛生環境研究所費
事業名:

水環境における生物多様性の保全と再生に関する研究

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生活環境部 衛生環境研究所 水環境対策チーム 

電話番号:0858-35-5417  E-mail:eiseikenkyu@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 1,163千円 5,509千円 6,672千円 0.7人 0.0人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 1,163千円 5,509千円 6,672千円 0.7人 0.0人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 1,163千円 6,350千円 7,513千円 0.8人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,163千円  (前年度予算額 1,163千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,163千円

事業内容

1 事業の目的・概要

県内湖沼等において絶滅のおそれのある希少野生動植物や地域重要種の系統保持技術を確立させる。

    また、鳥取の豊かな生態系サービスを将来に渡って保全するためには地域住民や民間団体の他、次世代を担う子供達への環境教育も必要となるため、身近な水環境に生息する希少野生動植物の存在について普及啓発し、保全活動の取組みに繋げていくことを目的としている。

2 主な事業内容

■希少野生動植物や地域重要種の保全■                                                   
県レッドデータブックにリストアップされている水生動植物のうち、人との関わりのなかで絶滅の危機に晒されているものや地域に固有の水生植物を対象とし、これらの系統保持・再生技術を確立させ、生息地における保全方法を検討する。
■ 地域住民参加型の保全活動のサポート■
調査研究等で得られた知見等をもとに、地域住民等へ情報提供を行い、将来的には地域住民等が主体となった保全活動を目指すことを目標にサポートを行う。

3 背景

生物多様性の状態は全国的に悪化の一途をたどっており、県内湖沼等においても同様に水生動植物の減少・衰退が進んでいることから、絶滅のおそれのある希少野生動植物や地域重要種の系統保持技術の確立が急務の課題となっている。

4 目標

調査結果をもとにした環境学習のプログラム構築
  • 生物多様性に関わる研究機関整備をはじめ、生物に精通した専門家、後継者等の人材の育成
  • 鳥取県レッドデータブック改定の基礎資料

5 研究計画(H31(R1)〜R3年度)

年度
内容
平成31(令和元)年度
  • 調査研究対象種(淡水魚等を想定)の種の選定
  • 生息環境状況の確認及び系統保存技術の検討
  • 専門家を招いたセミナー開催
令和2年度
  • 地域の特性を考慮した保全方法や生息場所創出の検討
  • 専門家による技術伝承(職員向け伝達研修の実施)
  • 生息環境状況の確認及び系統保存技術の検討
令和3年度
  • とりまとめ
  • 調査結果をもとにした環境学習プログラムの構築

6 令和2年度事業費内訳

単位(千円)
内訳
内容
要求額
特別旅費講師旅費
120
報償費講師謝金
54
普通旅費研究会参加、情報収集のための旅費
55
需用費調査や実験に用いる資材・消耗品費、試薬
754
役務費ANAデスク
49
使用料・賃借料調査船の傭船料
131
合計
1,163

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

■当所ではこれまで県の特定希少野生動植物に指定されている淡水性二枚貝のカラスガイや地域重要種である水生植物のセキショウモの保全・再生技術の確立に取組んできた。
本研究では調査対象種を県の特定希少野生動植物に指定されているミナミアカヒレタビラとし、ミナミアカヒレタビラに関する情報収集を行い、保護団体であるNPO団体と調査研究の方向性について意見交換を行った。
■ミナミアカヒレタビラをモニタリングする手法として「環境DNA」技術による検討を行い、ミナミアカヒレタビラに特異的な検出系の設計を行った。
■県東部の多鯰ヶ池における水草調査に専門家を招き鑑別方法などの技術的指導・助言をいただき技術の向上を図った。

これまでの取組に対する評価

■湖沼や河川に生息するミナミアカヒレタビラのモニタリング手法として環境DNA技術により種特異的な検出系を設計した。今後は設計した検出系をフィールドにおいて検証を行い、生息環境状況の把握を実施する予定としている。
■専門家を招いての水草調査では、これまでの調査では確認されなかった「センニンモ」を新たに確認することができた。来年度も引き続き専門家からの技術指導を予定している。

工程表との関連

関連する政策内容

環境の保全・再生と活用に関する調査研究

関連する政策目標

湖沼の水質浄化や環境の保全・再生に関する研究の実施


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,163 0 0 0 0 0 0 0 1,163
要求額 1,163 0 0 0 0 0 0 0 1,163

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,163 0 0 0 0 0 0 0 1,163
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0