〇生産拡大支援
1)原木しいたけの生産維持・拡大のために行う原木、種駒の調達経費へ支援について、生産維持の下限値を500本に変更
【理由】現行では、『前年の植菌本数を維持または100本以上拡大した場合』としているが、高齢化の進む生産者の生産規模拡大は限界にきており、事業趣旨に沿って、維持の下限値を『最低限(500本)の生産維持』に変更するもの。
2)原木しいたけの生産維持・拡大のために行う種駒支援の補助単価を改定(拡大分:1.2円→ 1.5円、維持分:0.6円→ 0.75円)
【理由】消費税増税に加えて、原木しいたけ種菌の販売単価が改定されたことから、生産者の資材負担感が急激に高まっており、生産の維持・拡大を後押しするために単価改定を行うもの。
〇安全労働確保支援【新規】
原木しいたけ栽培者の作業安全(防護衣の導入)と労働の軽減(運搬車や動力ウィンチ等の導入)を図るため機械・器具の導入に係る経費への支援を追加
【理由】原木しいたけ栽培における労働強度の軽減を図ることで、高齢化等による生産者離れに歯止めをかけるとともに、防護衣等の導入を促進し、生産者の作業の安全性を確保する。
〇原木安定供給支援(作業道開設)
市町村間接補助である当該事業を県からの直接支援に変更
【理由】原木林の調達は、生産部単位で行われることが多く、受益者が市町村を跨ることから生じる執行上の問題を解消するため。