事業名:
【廃止】蛍光体散布による花き類の生育促進 受託事業
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農林水産部 園芸試験場 花き研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
令和2年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
令和2年度当初予算要求額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
R1年度6月補正後予算額 |
228千円 |
2,381千円 |
2,609千円 |
0.3人 |
0.4人 |
0.0人 |
事業費
要求額:0千円 (前年度予算額 228千円) 財源:受託10/10
一般事業査定:
事業内容
1 事業の目的・概要
(1) | 世界的な医薬化学品メーカーであるメルク(株)と鳥取大学工学部が、最近 光波長を変換する蛍光体(粒子)を開発した。今後、本県が推進する花き品目の生育が旺盛になる蛍光体の配合が明らかになれば、花きに直接散布したり、ハウスフィルムに混入して被覆すれば生育がコントロールできる可能性がある。 |
(2) | 今後以下の機関でコンソーシアムを組んで競争的資金を獲得し、産学官連携試験を行う予定である。本事業は予備試験として、様々な蛍光体を花き類に散布して、生育が早まる配合や散布法を明らかにする。事業費は、鳥取大学からの受託事業収入を充当する。 |
●メルク(株)
(神奈川県愛甲郡愛川町:本社ドイツ 医薬化学品メーカー) | 紫外線など光合成に不要な光を、赤や遠赤色光に変換する蛍光体(粒子)の開発 |
●鳥取大学工学部
農学部 | メルクが開発した蛍光体をハウスフィルムや寒冷紗等に混入し、製品化する手法の開発
蛍光体の散布やフィルムなどの被覆で花き類に生じる生理特性の解明 |
●園芸試験場 花き研究室 | 希釈した蛍光体を本県特産花きに散布したり、試作フィルム下の生育特性を調査 |
2 主な事業内容
1.花き類の生育促進に効果的な蛍光体の検索
目的 | ・無加温でも蛍光体を散布すると生育が促進する蛍光体の種類と草種の組み合わせを明らかにする。 |
これまでの成果 | ・ストック、トルコギキョウ、ペチュニア、ダイアンサス等は、蛍光体「Ruby」か「YMT」を散布すると開花が早まり生育が旺盛になった。
・アスター、ラナンキュラス等は蛍光体「MTO」を散布すると、開花が早まった。 |
2.効果が高く実用的な散布法の検討
目的 | ・蛍光体の散布時期、散布濃度、散布回数を明らかにする |
これまでの成果 | ・蛍光体を水に溶いて散布すると生育促進効果が得られた。濃度はいずれも200倍より100希釈、1回散布より2回散布で反応が高かった。
・蛍光体の直接散布の他、農業ハウス用フィルムに蛍光体を混入して花き類に被覆すると、散布と同様の反応が得られた。 |
3 廃止の理由
(1) | 鳥取大学が外部組織と1対1で契約を交わす場合、今年度から学内の都合で研究契約(園芸試験場として研究成果の発表が可能)による締結が出来なくなり、委託契約(研究成果は全て鳥取大学に帰属)のみとなった。 |
(2) | このことからR元年度は鳥取大学と契約を交わさず、今後、「農林水産試験場臨時的調査研究事業」で経費を捻出する予定である。 |
(3) | ただ、これまでの試験から 低日照下における蛍光体散布で本県の推進品目であるストック、トルコギキョウ、アスター、花壇苗等の生育が旺盛になることを明らかにした。来年度以降は試験の拡充を図るため本事業を廃止とし、鳥取大学などとコンソーシアムを組んで競争的資金の獲得を目指すこととする。 |
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
228 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
228 |
0 |
要求額 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
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0 |
0 |
0 |
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0 |
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