現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 農林水産部の農業における花粉媒介昆虫等の積極的利活用技術の開発
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

農業における花粉媒介昆虫等の積極的利活用技術の開発

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農林水産部 園芸試験場 環境研究室 

電話番号:0858-37-4211  E-mail:engeishiken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 1,215千円 3,935千円 5,986千円 0.5人 0.3人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 1,215千円 4,771千円 5,986千円 0.5人 0.3人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 847千円 3,969千円 4,816千円 0.5人 0.3人 0.0人

事業費

要求額:1,215千円  (前年度予算額 847千円)  財源:その他(受託費) 

一般事業査定:計上   計上額:1,215千円

事業内容

1 事業の目的・概要

(1)ナシの自家和合性品種と不和合成品種の混植試験は、本県のオリジナル品種を用いており、独自で検討する必要がある。

    (2)ナシの混植栽培の実用化には、受粉の実態、花粉媒介昆虫に関する実態把握が不可欠である。
    (3)ナシの花粉媒介昆虫については、これまで詳細な調査は行われておらず、利用可能な知見は無い。
    (4)事業は、大学、国の独立行政法人、他県等も参画して行われるので、それらで得られた情報も活用できる。

2 主な事業内容

(1)ナシ自家和合性品種と不和合性品種の混植による自然受粉栽培技術の検討
(2)ナシの花粉媒介昆虫相の解明と送粉効率の高い昆虫の探索および評価
(3)花粉媒介昆虫の強化技術の検討

3 事業の必要性

(1)ナシの自家和合性品種と不和合成品種の混植試験は、本県のオリジナル品種を用いており、独自で検討する必要がある。
(2)ナシの混植栽培の実用化には、受粉の実態、花粉媒介昆虫に関する実態把握が不可欠である。
(3)ナシの花粉媒介昆虫については、これまで詳細な調査は行われておらず、利用可能な知見は無い。
(4)事業は、大学、国の独立行政法人、他県等も参画して行われるので、それらで得られた情報も活用できる。

4 これまでの成果

(1)秋甘泉との列混植により、新甘泉の人工受粉を行わなくても受粉が可能であった。
    (2)混植する場合の隣接樹との実用的な距離が概ね明らかになった。
    (3)自然受粉では変形果が多くなりやすい傾向があることが明らかになった。
    (4)自然受粉による結実率は、地域間差があることが明らかとなった(H30)。
    (5)鳥取県において、訪花する種類は、ミツバチ類、ヒメハナバチ類、コハナバチ類、ハナバエ類、ハナアブ類が多いことが明らかとなった(H30)。

5 令和2年度予算要求額内訳(単位:千円)

内容
要求額
旅費
125
栽培資材・試験資材購入費等
863
役務費
227
合計
1,215

6 年次別事業内容及び事業費

年度
事業費(R2以降は見込み)
事業内容
H30
1,500
混植による栽培技術の検討、花粉媒介昆虫相の解明と探索評価
R1
1,350
混植による栽培技術の検討、花粉媒介昆虫相の解明と探索評価
2
1,215
混植による栽培技術の検討、花粉媒介昆虫相の解明と探索評価、課題のとりまとめ
3
1,093
混植による栽培技術の検討、花粉媒介昆虫相の解明と探索評価、課題のとりまとめ

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・ナシ自家和合性品種と不和合性品種の混植について検討しているが、受粉がどのようにして行われているのかは未解明であった。
・自然受粉は、虫媒の寄与が高いことが明らかとなった。
・試験内容は、毎年精査される。R1年度は網掛け試験により、受粉に寄与する虫体サイズを明らかにする。

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
・これまで他県等でも検討されていない内容がほとんどであり、他県等とは栽培品種、環境条件が異なることから本県で取り組む必要がある。
・栽培部門と一体となって事業を実施すること、共同研究により知識の集積が期待される。
<農林水産省における研究開発評価(平成30年3月本プロジェクト研究の中間評価)>
・A評価であった。
参考(中間評価基準)
 S:研究制度は予想以上の成果をあげており、高く評価できる。
 A:研究制度は適切に運営・管理されており、継続することは妥当である。
 B:研究制度の見直しが必要である。
 C:研究制度は中止すべき又は、継続する場合は、抜本的な見直しが必要である。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 847 0 0 0 0 0 0 847 0
要求額 1,215 0 0 0 0 0 0 1,215 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,215 0 0 0 0 0 0 1,215 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0