現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 農林水産部のきのこ王国とっとり推進事業(薬用きのこ栽培実用化推進事業)
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

きのこ王国とっとり推進事業(薬用きのこ栽培実用化推進事業)

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農林水産部 県産材・林産振興課 − 

電話番号:0857-26-7264  E-mail:kensanzai-rinsan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 9,029千円 3,935千円 12,964千円 0.5人 0.0人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 9,029千円 3,935千円 12,964千円 0.5人 0.0人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 9,321千円 5,557千円 14,878千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:9,029千円  (前年度予算額 9,321千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:9,029千円

事業内容

1 事業の目的・概要

薬用きのこ(生薬、創薬、食用)の栽培実用化に向けた研究委託(第一期:平成25年度〜平成27年度、第二期:平成28年度〜30年度)の成果を踏まえ、実用化の目途が立ちつつある生薬きのこに絞り込んだ栽培技術の実用化及び機能性と品質に関する調査研究を、引き続き(一財)日本きのこセンターに委託し、県内での安定した生産につなげ、鳥取発の新たなきのこ産業の創出を加速化させる。

2 主な事業内容

生薬きのこ(ブクリョウ)の菌核生産の実用化及び活用に向けた機能性と品質の調査研究を委託により実施する。
事業内容
委託先
予算要求額
摘要
○ブクリョウの栽培方法と商業生産に向けた体制等の確立
○ブクリョウが持つ成分の分析と機能性試験及び品質調査試験
(一財)日本きのこセンター
9,029千円
契約期間:
令和元〜3年度

3 研究委託費年度別内訳


区分

H31

H32

H33

備考

人件費

6,043

6,043

6,043

研究員3名

研究費

3,278

2,976

2,976

検査機器使用料、消耗品等

合計

9,321

9,029

9,029

4 研究第三期(最終期)の取組方針

○食用きのこ→無胞子性エリンギ、アラゲキクラゲの栽培実用化(第一期〜H27で完了)
    ◎薬用きのこ企業とのブクリョウ契約栽培に向けた最終仕上げ(第三期〜H33)
    ◎機能性成分ブクリョウ成分への絞り込み(第三期 〜H33)他の成分は鳥取大学との連携へ移行(第二期〜30で完了)

5 背景

○(一財)日本きのこセンターが所管する菌蕈研究所は、しいたけをはじめとする食用きのこ類の研究開発、普及及び人材育成事業を行っている全国唯一の試験研究機関。
    ・菌蕈研究所は、日本に分布すると推定されている約6,000種類のきのこの内2,500種類のきのこの分類同定を行うとともに、それらの乾燥学術標本2万5,000点を蓄積し、1,000種約1万菌株を遺伝資源として保存、国内最大級。
○本県にはきのこ類に関する公設試験場が無いため、菌蕈研と連携してこの貴重なきのこ類遺伝資源を活用した新たな産業の創出と地域の活性化を図ることが求められている。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(1)委託研究の経過、成果と課題
【第一期】(H25〜H27)
・国内での栽培歴が無いブクリョウの人工栽培に成功。
・新たな食用きのこの栽培実用化(無胞子性エリンギのスーパーでの販売(H30:4t)、アラゲキクラゲの大手外食産業への供給H30:10t)
【第二期】(H28〜H30)
・実用栽培に向けた効率的手法を検討、菌核の安定的収穫が可能となった。
【今後の課題】
・実証栽培試験(収量性向上)と指導体制(担い手確保)の構築
・安全性、品質管理体制(加工工程省力化等)、機能性成分の調査継続、販路開拓の検討。
(2)実用化の取組等
○製薬会社とのやりとり
県(商工労働部等)との連携やセンター独自のネットワークにより、これまで複数の製薬企業等とマッチングが試みられている状況。
○新たな用途の検討
活用先を限定しない広範囲の供給先確保の可能性について模索、試行に取り組んでいる。
(3)研究第三期(最終期)の取組方針
○食用きのこ →無胞子性エリンギ、アラゲキクラゲの栽培実用化(第一期 〜H27で完了)
◎薬用きのこ →企業とのブクリョウ契約栽培に向けた最終仕上げ(第三期 〜H33)
◎機能性成分 →ブクリョウ成分への絞り込み(第三期 〜H33)
     →他の成分は鳥取大学との連携へ移行(第二期 〜30で完了)

これまでの取組に対する評価

・無胞子性エリンギは平成26年10月から一部スーパーで販売が開始され、平成27年8月には「プレミアムエリンギ 濃丸」と名称を決定し、ブランド化が進んでいる。
・アラゲキクラゲの生産量はH27年次、54トン(前年比184%、全国8位)で増加傾向。さらなる、増産が期待されている。
・また、リンガーハットへのキクラゲ供給量は、H27:0.7tからH30:10tへ。
・栽培資材である菌床には、通常、輸入されたコーンコブが使用されているが、食用きのこの2品目には杉のおが粉が使用されており、県内のバイオマス資源が活用されている。

工程表との関連

関連する政策内容

新たなきのこ産業の創出、原木しいたけのブランド化により「きのこ王国とっとり」を推進する。

関連する政策目標

実用化の目途が立ちつつある生薬きのこに絞り込んだ栽培技術の実用化、および機能性表示食品制度への対応に向けた調査研究を行う。


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 9,321 0 0 0 0 0 0 0 9,321
要求額 9,029 0 0 0 0 0 0 0 9,029

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 9,029 0 0 0 0 0 0 0 9,029
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0