(1)将来ビジョンの策定支援(普及活動の中での支援)
JA生産部が行う、産地の将来像を把握し、次の世代に継承するための後継者受入体制などを記した「将来ビジョン」の作成を支援する。
事業主体 | JA |
事業内容 | 将来ビジョン策定の支援
・梨 13地区:八頭町果樹部会、倉吉梨生産部 等
・柿 1地区:八頭町果樹部会
・ブドウ 1地区:北条ブドウ部会
・野菜 4地区:倉吉スイカ 等 |
○ビジョン策定の主な流れ・・・10年後の産地将来像の検討
1.生産者の経営継続意向調査(アンケート)の実施
(年齢構成、廃作希望と時期、若手の規模拡大意向など)
2.生産部内の意向を把握し、産地の将来像を話合う
3.継承候補優良園・農地の抽出と継承までの維持管理計画の作成
4.産地維持に必要な新規就農者の受入体制及び研修計画の作成
5.新規就農者が使える中古機械・中古施設の検討
(2)継承候補優良園の維持管理支援
要求額 9,500千円 (11,800千円)
JA生産部が後継者受入のため行う果樹園・農地の確保に係る整備や後継者の募集活動を支援する。
〈事業概要〉
事業主体 | JA |
事業内容 | (果樹)優良園の年間維持管理費 【拡充】
・JA生産部が行う優良園の維持管理に要する肥料・農薬・資材代、労賃等の経費を支援。
【現行】
○補助額(定額)梨:4,000千円/1ha、柿:2,000千円/1ha
○負担割合:県1/2、市町村1/2
(県負担額 梨2,000千円、柿1,000千円)
【変更後】
以下の経費を補助対象に追加
・ブドウ: (定額)2,000千円/10a (県負担額 1,000千円)
(野菜)優良農地の受入条件準備 【新設】
・耕耘、除草、排水対策(暗渠・明渠)、防風樹等、受入のための軽微な圃場条件の改善や維持管理に要する経費。
○補助額(上限) 300千円/1ha
○補助率:県1/2、市町村1/2
継承者募集経費等 【継続】
・継承者確保のための活動経費。
PR素材作成、先進地調査(1年目に限定)、募集を目的とした就農相談会参加に要する経費、就農体験ツアーの開催(移住関連事業が活用できない場合に限る)、退職就農者を対象とした技術研修の実施
○補助額(上限) 200千円/地区
○補助率:県1/2、市町村1/2 |
事業実施期間 | 平成30年度〜令和3年度
(新規採択は令和2年度までとし、1地区の事業対象期間は平成30年度及び令和元年度は採択年度から最長3年間、令和2年度採択は最長2年間) |
〈要求額〉
(a)優良園の年間維持管理費
事業費積算
| | 地区 | 管理面積
(ha) | 補助額
(千円) |
〈継続分〉
| 梨 | 八頭町果樹部会 (八頭町徳丸、花原) | 0.8 | 3,200 |
梨 | 倉吉果実部 (倉吉市忰谷) | 0.7 | 2,800 |
柿 | 八頭町果樹部会 (八頭町日下部、新興寺) | 0.6 | 1,200 |
〈新規分〉 | 梨 |
| 1 | 4,000 |
梨 |
| 1 | 4,000 |
ブドウ | 北条ブドウ生産部 | 1 | 2,000 |
合計 | 5.1 | 17,200 |
17,200千円×補助率1/2 = 8,600千円 ※梨該当部分のうち3,500千円については地方創生推進交付金充当(1/2)
(b)優良農地の受入条件準備
〈新規分〉 2地区 ×1ha
野菜 倉吉スイカ生産部、大栄スイカ生産部
600千円×補助率1/2 = 300千円
(c)継承者募集経費
〈継続分〉 4地区
梨 八頭町果樹部会、倉吉果実部
柿 八頭町果樹部会
野菜 倉吉スイカ生産部
〈新規分〉 2地区
梨 東郷果実部、米子あいみ果実部
200千円×6地区=1,200千円
1,200千円 × 補助率1/2 = 600千円