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令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業試験場費
事業名:

森林造成に関する研究

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農林水産部 林業試験場 森林管理研究室 

電話番号:0858-85-6221  E-mail:ringyoshiken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 2,108千円 13,379千円 20,505千円 1.7人 1.8人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 2,108千円 18,397千円 20,505千円 1.7人 1.8人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 2,737千円 16,670千円 19,407千円 2.1人 2.7人 0.0人

事業費

要求額:2,108千円  (前年度予算額 2,737千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:2,108千円

事業内容

1 事業の目的・概要

森林の適正な管理と林業の成長産業化へ向けた新しい技術の開発等のため、森林造成に関するさまざまな試験研究を行う。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度6月補正後予算額
前年度からの変更点
夏季の下刈り作業における労働環境の改善過酷な下刈り作業の労働環境改善のため、ヘルメットのクーリング装置及び給水装置の試作を行い、作業効率・労働負荷の改善を図る。
632
516
試作した装置の改良と現場実証を行う。
鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立鳥取県に適したカラマツの育苗技術を確立し、標高別植栽地で成長量を比較し、シカ食害耐性を明らかにする。
640
818
新植地の成長調査、成林地の生育環境調査を行う。
高齢広葉樹の萌芽更新技術の確立高齢・大径化したナラ類を主とする広葉樹の萌芽更新技術を確立する。
382
477
追加した試験地の継続調査と更新条件の取りまとめを行う。
早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験早生樹の育苗技術及び有用広葉樹の育林技術を確立する。
454
455
追加した試験地の継続調査を行う。
【終了】初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験コンテナ苗の生産技術の確立と、活着率・初期成長の向上について実証試験を行う。
471
合計
2,108
2,737
     



これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
(1)夏季の下刈り作業における労働環境の改善
・作業の妨げにならない給水装置を試作し森林組合の作業員現場で実証試験を実施中。

(2)鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立
・苗木生産者の生産現場を見回りし、苗木の枯損実態調査を行った。
・カラマツの新規植栽現場の情報を集め、成長調査を行うプロット設定を標高別に行った。

(3)高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
・伐採樹齢別の萌芽率と萌芽枝の発生部位、萌芽枝の生存率を調査した。
・萌芽枝の本数調整として行う芽かきを時期別に実施した。

(4)早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
・場内のセンダンから採種を行い、育苗に必要な種子データ、発芽試験、施肥試験を行った。
・センダン苗木を県内5カ所に植栽し、活着及び成長調査を実施中である。
・コウヨウザンの植栽地に調査プロットを2か所設け、成長量等を調査した。

これまでの取組に対する評価

○これまでの取組に対する評価
(1)夏季の下刈り作業における労働環境の改善
・まだ1年目のため大きな成果はないが、林業の労働環境改善について関係者から期待が集まっており、こころよく実証試験の協力をいただいている。


(2)鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立
・まだ1年目のため大きな成果はないが、成長が早く、獣害が少ない可能性があるカラマツに対する関係者の関心が高く、試験地設定ではこころよく協力を得ている。


(3)高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
・従来は60年生以上の高齢広葉樹は萌芽更新は困難とされてきたが、萌芽時期を冬期にすれば萌芽することがわかった。
・今後は、萌芽枝の生長を促すため本数調整する芽かきを時期別に実施し、高齢広葉樹に適した萌芽更新技術の確立を行う。

(4)早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
・施肥試験の結果、センダンは肥料要求度が高い樹種ということが分かった。
・センダンは雪に弱く、雪折れ被害が顕著であることがわかった。
・センダンの自生地分布が温度、積雪深と関係があることが分かり、植栽適地の指標の一つになることがわかった。


工程表との関連

関連する政策内容

森林造成に関する研究

関連する政策目標

夏季の過酷な下刈り作業の労働環境改善のため、作業中に適宜飲める給水装置を試作し、作業効率・労働負荷削減効果の実証試験を行う。


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 2,737 0 0 0 0 0 0 0 2,737
要求額 2,108 0 0 0 0 0 0 0 2,108

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,108 0 0 0 0 0 0 0 2,108
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0