現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 農林水産部の県産牛乳のおいしさ評価試験
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産試験場費
事業名:

県産牛乳のおいしさ評価試験

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

農林水産部 畜産試験場 酪農・飼料研究室 

電話番号:0858-55-1362  E-mail:chikusanshiken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和2年度当初予算額 24,650千円 23,610千円 50,490千円 3.0人 0.8人 0.0人
令和2年度当初予算要求額 39,559千円 25,840千円 65,399千円 3.0人 0.8人 0.0人
R1年度6月補正後予算額 1,229千円 3,969千円 5,198千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:39,559千円  (前年度予算額 1,229千円)  財源:単県、財産収入 

一般事業査定:計上   計上額:24,650千円

事業内容

1 事業の目的・概要

トップレベルの乳質で評判も高い県産牛乳の「風味」成分等を明らかにし、「おいしさ」を科学的に評価することで、具体的特徴を明確にし、県産牛乳のブランド力向上を目指す。

2 主な事業内容

(1)県内産と県外産の市販牛乳を用い、味成分と香気成分の定性・定量評価及び官能評価試験を行い、県産牛乳の特徴を明らかにする。

    (2)生乳生産から処理までの各段階(個体、農場、殺菌処理前の工場集合乳)と得られた特徴との関係を科学的に分析し、おいしい県産牛乳の生産に影響する要因(飼養管理、衛生管理)を明白にする。
    (3)生産段階において生乳の風味成分に及ぼす影響(乳牛の給与飼料内容・給与法・牛舎環境の違い等)について、当場の試験牛を用い、より詳細な調査を行う。

3 事業の効果

(1)県産牛乳の 「おいしさ」に関する特徴と要因を明らかにし研究成果を生産現場に還元することでおいしい牛乳・乳製品を消費者に安定的に供給することができる。

(2)特徴ある牛乳生産を行うことで、他県産牛乳との差別化、ブランド価値の向上、県産牛乳の消費拡大、県内酪農家の所得向上・生産意欲の向上につながる。

4 実施期間・事業費

        内容
H31
H32
H33
H34
(1)製品化された県内産と県外産牛乳の比較試験(おいしさに影響する項目を科学的に調査)
(2)生産段階でのおいしさに影響する要素・要因を調査
(3)県産牛乳のおいしさを客観的に評価

5 前年度からの変更点

生乳生産段階での試験を開始するため、乳牛飼養管理費用を事業費に計上

6 要求額内訳

標準事務費:33,046千円

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

市販牛乳の味成分の分析については県内の専門機関である産業技術センターとの協議を進め、第1段階として味覚センサーで計測可能な7項目のうち5項目に絞り、県内外の市販牛乳8検体を用いた検査を行う方向で決定し、検査を依頼中である。今後、データ数、検査項目についても増やしていく必要がある。
市販牛乳の官能評価については、県内内部機関となる大山乳業の品質管理部で行っている官能検査の手法等についての聞き取りを行い、官能評価試験の具体的進め方(検体の数・条件・内容、検査頻度)・協力体制についての方向性を決定した。実際に異常風味の識別、五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)と無味の識別も実施した。

これまでの取組に対する評価

牛乳の「おいしさ」を構成する成分は多岐にわたり、それらのバランスによって「おいしさ」として表現されることが示唆された。
今後は市販牛乳の味成分の分析から得られた結果等から、おいしさ・風味に影響すると推察される項目の絞り込みを行いつつ、市販牛乳の検査で明らかな違いを見いだせないことも考えられるため、生産段階における生乳のおいしさ・風味成分等に及ぼす影響についての調査を当場の試験牛を用い、同時進行していく必要がある。

工程表との関連

関連する政策内容

消費者の求める安全・安心・高品質な畜産物生産技術の開発

関連する政策目標

客観的に県産牛乳の「おいしさ」の特徴を明らかにし、その由来を生産段階に遡って究明することで、高品質でおいしい県産牛乳の増産に繋げていく。


財政課処理欄


 備品購入費、枠外標準事務費の金額を精査しました。枠内標準事務費は昨年と同額とします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,229 0 0 0 0 0 0 0 1,229
要求額 39,559 0 0 0 0 0 33,046 0 6,513

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 24,650 0 0 0 0 0 23,945 0 705
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0