1 事業の目的・概要
老朽化した鳥取家畜保健衛生所(昭和42年1月完成)の検査施設を新設し、口蹄疫、高病原性インフルエンザ、豚コレラ、アフリカ豚コレラ等今後県内の侵入が予想される家畜疾病に速やかに対応するために、鳥取家畜保健所整備事業計画に基づき、機能向上を図る。
2 主な事業内容
1 家畜衛生保健所の先進地視察(2か所:兵庫県、愛媛県)
3 整備計画
年月日 | 整備内容 |
H31.3.31〜 | ・研修・事務所棟 改修終了、利用開始
・事務所機能の一部移転
※検査機能・防疫準備は現有施設にあるため、すべて移転するのは利便性が悪いため |
R2.3.31 | ・焼却炉・解剖舎 完成 |
R2.4.1〜R3.3.31 | ・検査棟・防疫準備室 設計予定 |
R3.4.1〜R4.3.31 | ・検査棟・防疫準備室 新築予定
※検査棟完成後、事務所機能は完全に移転
旧事務所は、東部地区防疫資材備蓄倉庫等として活用予定 |
4 背景
近年、クラスター事業により、東部管内の酪農・肉用牛が大規模化し、飼養戸数が減少しているものの飼養頭数が増加している。(酪農は平成24年19戸1201頭から平成31年12戸1431頭、肉用牛は平成24年61戸4745頭から平成31年52戸5032頭)和子牛価格も高く今後も農場の大規模化は進むことが予想される。
また、豚コレラ検査等家畜保健衛生所では精密かつ迅速な検査を必要とし、今後東部管内は飼養規模拡大のため大量の検体処理を求められる。研修棟、解剖棟と順次整備しており、動作線を考慮すると既存の事務所棟2階の検査室では効率が悪い。