1 事業目的
地域における子どもの見守り活動の強化や地域の防犯力向上を図るため、青色防犯パトロール(青色回転灯装備車両による防犯パトロール)の導入促進及び活動支援による防犯活動を推進する。
2 事業概要
〇青色防犯パトロール活動促進事業 891千円
青色防犯パトロール活動の実施時において、パトロール車両に必要な装備品として義務づけられている、「青色回転灯」、「広報用マグネットシート」について、民間の活動団体に対して支給する。
支給対象 | 鳥取県警察から青色防犯パトロール実施団体としての証明を受けた民間の活動団体
※既存又は新設団体のパトロール車両に対して1回限り |
支給対象数 | 民間団体(38団体)が所有するパトロール車両55台(うち想定新設見込み5団体・7台)
※1団体あたり5台を上限とする。 |
支給数 | 〇青色回転灯 55基
〇マグネットシート 110枚
(車両1台につき青色回転灯1基、マグネットシート2枚) |
効果 | 〇青色防犯パトロールの促進により、青パト車両が目立つことによる犯罪抑制効果や、天候に左
右されず、広範囲で効果的なパトロールが可能となる。
〇地域の防犯活動シンボル車として、見守り活動中であることをアピールし、防犯活動への住民理 解、自主防犯活動意識の高揚、参加者の増加が期待される。
〇通学路見守りボランティアアンケートにおいて、「パトカーの巡回強化が必要」との意見に対して、 青パトによる補完的な対応ができる。 |
要求額 | 891 千円
〔内訳〕
・青色回転灯 55基×13,000円(税込)/個=715千円
・マグネットシート 110枚×1,595円(税込)/個
=176千円 |
3 要求額
当初要求額(既整理額) | 2,028千円 |
追加要求額 | 891千円 |
追加後要求額 | 2,919千円 |
4 現状と課題
○令和元年5月、登校中の児童等が殺傷された事件を踏まえ、青色防犯パトロールの導入促進や活動強化により、地域の見守り活動や防犯活動に対する意識の向上を図る取組を進める必要がある。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成20年度に策定した「鳥取県犯罪のないまちづくり推進条例」及び条例に基づく「鳥取県犯罪のないまちづくり推進計画(第4期)」に従い、各種防犯施策を推進。
・防犯リーダー研修会を開催し、危険を察知する方法や周りに伝えて逃げる方法など、実践的な講習を行った。
・県民の防犯意識の高揚を図るため、街頭キャンペーン等の広報活動を実施した。
・犯罪のないまちづくり推進計画の推進のため、犯罪のないまちづくり協議会を開催した。
これまでの取組に対する評価
より効果的な安全対策を踏まえた見守り活動の課題・対処の観点から、研修やアンケート調査を行うことで、防犯に関する意識向上を図っている。
平成30年中の刑法犯認知件数は2,110件(前年比−494件)、犯罪発生率は平成29年に続き目標を達成した。(刑法犯認知件数は、平成16年から15年連続で減少)
刑法犯認知件数は減少しているが、無施錠による盗難被害の割合が全国平均を上回るなど、いまだ県民の防犯意識が高いとはいえない現状である。基本的な防犯対策を推奨することで、窃盗犯を中心に犯罪発生件数のさらなる減少が見込まれるので、引き続き普及啓発を図っていく必要がある。