1.事業の目的・概要
県内の感染症対策に貢献する専門的知識を有した人材育成及び教育・研究等のため、鳥取大学医学部に寄附講座(臨床感染症学講座)を設置し、寄附を行う。
<寄附講座の概要>
(1)目的
鳥取大学と鳥取県が共同して、県内の感染症対策に貢献する専門的知識を有した人材育成及び感染症に関連する教育・研究等により、地域医療の発展向上に寄与する。
(2)設置期間
(3)寄附予定額
122,000千円(R2年度17,000千円、R3〜5年度35,000千円×3か年)
(4)業務概要
ア 感染症の診療、感染症発生の予防及び蔓延防止等に関する専門的知識を有する人材の育成
・内科学、感染症学の臨床科目、臨床微生物学、感染症疫学、新興再興感染症学等、専門医の育成に必要な総合的カリキュラムを整え、実施する。
・高年次医学生の病院実習、初期研修医教育、感染症専門医資格の取得をめざす専門医教育のプログラムを策定し、実施する。
イ 感染症に関する教育・研究の推進、病原体等の検査の能力の向上及び技術開発
ウ 感染症診療・対策、医療支援等、地域医療向上への寄与
・感染症の診療、対策、医療支援等を随時行う。
エ 感染症に関する公開講座等を含む広報活動
・一般市民に対して公開講座開催等により広報活動を実施する。
オ その他、感染症に関する活動等
・社会福祉施設等の感染症発生予防及び蔓延防止等の指導、助言を実施する。
(5)人員体制
教授1名、講師、助教2名、医員3名
2 債務負担行為要求理由
臨床感染症学講座の人員を継続して確保し、育成及び教育・研究等に支障がでないよう債務負担行為を要求する。
3 債務負担行為の内容
(1)期間:令和3年度から令和5年度まで
(2)限度額:105,000千円(35,000千円×3か年)
4 参考
設置期間のうち、令和2年11月〜令和3年3月・5ヵ月(今年度分)は、令和2年度6月補正計上予算を活用する。