空間放射線量率を連続測定するとともに、環境試料の放射能分析を行う。
(1)空間放射線量率調査
人への被ばく線量の算定の基礎資料を得ること、国内外における原子力災害等による空間放射線量率の上昇を把握するため、モニタリングポストにより連続して空間放射線量率を測定する。
(2)全ベータ放射能測定調査
毎日の降水について、迅速に放射能レベルを把握するため、全ベータ放射能測定を行う。
(3)環境試料の核種分析
人体に摂取された場合、内部被ばくを評価する上で重要な核種であるセシウム137等の濃度を把握するため、環境試料(大気浮遊じん、降下物、土壌、野菜、牛乳、海産生物)に含まれる放射性核種濃度を測定する。
(4)機器の保守等
測定の精度を確保するため、各種測定装置の点検、校正等の保守を行うとともに、機器の更新を行う。
(5)その他
環境中に放射性物質が放出され、放射線被ばく並びに環境への放射能汚染のおそれがある事象が発生した場合は、モニタリングを強化する。