現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和2年度予算 の 農林水産部の国際的視野を備える農業人材育成事業
令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業大学校費
事業名:

国際的視野を備える農業人材育成事業

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農林水産部 農業大学校 教育研修担当 

電話番号:0858-45-2411  E-mail:nogyodaigaku@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R2年度当初予算要求額 3,920千円 3,148千円 7,068千円 0.4人 0.0人 0.0人
H31年度6月補正後予算額 3,030千円 3,175千円 6,205千円 0.4人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,920千円  (前年度予算額 3,030千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

 農産物市場のグローバル化が進む中、国際感覚を備える農業人材の育成を図るため、食の安全、労働安全、環境保全を確保する国際水準手法グローバルGAPの知識習得と実践を目指す。

     平成30年度から生産工程管理(GAP)の講義を新設し、平成31年1月29日に日本梨で鳥取県内では初のグローバルGAPを取得した。令和元年も継続認証を目指し、12月3日に認証審査を予定している。令和2年度も日本梨で継続認証を目指すとともに、白ネギの新規取得を目指す。
     さらに、日本梨では、海外物産展への出店を行い、海外販路拡大の体験を通してさらなる知識の醸成を図る。
     併せて、県内特産品目である日本梨と白ネギで本校学生が実践を行うことで、卒業後、生産部等組織を牽引するとともに、実践のモデルとなり、農大教育にとどまらず、県下全域への普及を図る。

    注)GAP(Good Agricultural Practice):農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みをいう。

2 主な事業内容

項目
内容
対象者
実施回数
学生教育支援グローバルGAPの基本理念、知識、実践における留意点等について、座学や実習を通して学ぶ。養成課程1年全員講義10回/年
グローバルGAP認証取得第三者機関による認証審査の実施。果樹、野菜コース1回
海外物産展への出店県主催の海外物産展へ日本梨を出品し、試食宣伝を行う。果樹コース1回

必要経費(単位:千円)
項目
算出額
主な経費
講師、コンサルティング料
1,450
コンサル委託料及び旅費
海外出店渡航費用
699
職員1名、学生5名
グローバルGAP認証
745
審査委託料
水質検査等手数料 等
702
農薬残留検査、水質検査、土壌分析
消耗品
324
国家検定マスク他
合計
3,920

3 背景

 日本梨では、従来から米国など輸出を行ってきたが、近年香港、台湾等さらなる販路拡大を行っているところである。今後、海外輸出にはグローバルGAPの認証が必要なるとため、認証取得ならびに海外販路開拓の手法を学ぶ必要がある。
 白ネギは鳥取県の特産品であり、県下全域での栽培が行われているが、国内他産地との差別化が図られていない。国内の産地間競争も激しくなっており、さらに2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に国内でもGAP認証取得が必須となってくる。そのため、他産地と差別化するためにも国際水準のグローバルGAP認証取得が必要なる。
 県内でのGAP認証取得数は少なく、グローバルGAP認証取得は本校のみである。そのため、農大でGAPの手法を学ぶことで卒業後、産地組織及び法人でGAP認証取得のリーダーとして、より一層の推進が図られると考えられる。

4 前年度との変更点

〇日本梨の海外物産展への出店及び試食宣伝
 本県主催で実施されている台湾等での物産展に参加し、現地で試食宣伝を行う。
〇白ネギの新規認証取得
 果樹コースの日本梨での継続認証取得に加えて、野菜コースも白ネギで認証取得を目指す。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

養成課程1年を対象に、グローバルGAPに特化した講義を実施した。これと並行して日本梨のグローバルGAPの継続認証に向けて、リスク点検等を実施しているところである。また、野菜コースにおいてもGAP活動を実施中で、グローバルGAP認証取得できるレベルまで改善を行っているところである。

これまでの取組に対する評価

認証取得の有無に関わらず、各科での取り組みを進め、GAP取り組みへの意欲が向上している。
 果樹コースにおいては、継続認証に向けてさらなるリスク改善を意欲的に進めている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,030 46 0 0 0 0 0 0 2,984
要求額 3,920 0 0 0 0 0 0 0 3,920