県内の高等学校に通う生徒の約4割がバス、JR等の公共交通機関を利用しており、特に山間地域などから遠距離通学している生徒の保護者負担が重くなっている。
1.目的
公共交通機関の通学定期券を利用し通学する高校生の通学費負担軽減
2.助成要件
公共交通機関の通学定期券を利用して県内の高等学校等に通学する生徒の保護者
※公共交通機関:鉄道(JR、智頭急行、若桜鉄道)、路線バス等(市町村営バス、コミュニティバスを含める)のうち、市町村長が指定するもの
※高等学校等:高等学校(全日制、定時制)、高等専門学校(3年次まで)、特別支援学校高等部、専修学校高等課程。公立・私立は問わない。
※高等学校等を既に卒業した生徒や3年(定時制は4年)を超えて在学している生徒は対象外とする。
※他の法令等により通学交通費の全額補助を受ける者は助成対象に含めない。
3.助成額
(1)月額実費負担額に対し7,000円を超えた額を助成(補助割合:県1/2、市町村1/2)
※控除額は県立高等学校授業料減免制度の基準(1年間の通学定期代85,000円以上)に準拠
(2)月額実負担額7,000円以下の部分に対して市町村が助成する額の1/4を県が市町村に補助
※市町村が通学費用の実態を踏まえて控除額を引き下げて助成を拡充する場合
4.財源内訳
県1/2、市町村1/2
※7,000円以下の拡充助成部分は県1/4、市町村3/4
5.総事業費
(通学費の実例)
○若桜町から鳥取商業高校へ通学の場合(若桜鉄道+JR利用・1か月定期の場合)
若桜駅〜鳥取大学前駅22,680円 (※若桜鉄道15,770円+JR6,910円)
○鳥取市中心地域から青谷高校へ通学の場合(JR利用・1か月定期の場合)
鳥取駅〜青谷駅間7,400円
○倉吉市関金から倉吉東高校へ通学の場合(日本交通バス利用・1か月定期の場合)
関金庁舎前〜厚生病院前15,120円
○日野町から境港総合技術高校へ通学の場合(JR利用・1か月定期の場合)
根雨駅〜余子駅10,620円