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令和2年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:土木費 項:河川海岸費 目:水防費
事業名:

やず防災つたえ隊・パワーアップ事業

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県土整備部 河川課 河川砂防課河川担当 

電話番号:0858-72-3863  E-mail:kasen@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R2年度当初予算要求額 7,740千円 4,722千円 12,462千円 0.6人 0.0人 0.0人
H31年度6月補正後予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:7,740千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

■本事業の目的は、水害及び土砂災害に対する防災に関する防災教育・出前講座を積極的に展開することにより、地域防災力の向上を図ることである。

    ■本事業の概要は、その地域防災力の向上へ繋がる「やず・防災つたえ隊」が実施している防災教育・出前講座をより充実したものにするため、必要となる新たな防災教育ツールなどを構築するものである。

    ※「やず・防災つたえ隊」とは、八頭県土整備事務所河川砂防課の若手職員で構成する水害・土砂災害に関する防災教育を実施するプロジェクトチームの愛称です。

2 主な事業内容

■次のソフト的な取組み及びハード的な取組みを組み合わせ、「やず・防災つたえ隊」が実施している防災教育・出前講座をより充実させ、地域防災力の向上を目指すものである。(資料01:防災教育の充実とパワーアップのイメージ)

【ソフト的な取組み】
(1)土砂災害及び水害に関する防災マンガ(鳥大のマンガ研究会との連携を模索)を製作する。・・・30万円
   ⇒小中学校向け出前講座の受けた後、家庭で親子で一緒に復習してもらい、子ども達から家庭内への防災意識の向上の拡散
    を狙い、製作するものである。
   ⇒また、作成した防災マンガは、多言語に翻訳することにより、昨年度から取り組んでいる災害時要配慮者である在住外国人
    向け防災講座の充実を図るものである。その結果、在住外国人の方々が災害時に必要な情報を入手したり、適切な行動をと
    ることが出来、自然災害の被害に遭わないようになることを狙ったものである。

(2)出前講座の充実を図るのために必要となる備品・消耗品などを製作又は購入する。・・・32万円
   「非常食セット」、「受講修了つたえ隊オリジナルバッチ」、「がけ崩れを再現できる模型実験キッド」
   ⇒出前講座の中で試験的に実施した「非常食体験」が好評であり、ホームページに載せているを活動報告を見て新規の出前講座
    の申込みがあったメニューであり、今後もニーズが増えると予想されることから、メニューの充実を図るものである。
   ⇒同様に「受講修了つたえ隊オリジナルバッチ」、「がけ崩れを再現できる模型実験キッド」についても、メニュー充実のため製作
    するものである。
   ⇒「受講修了つたえ隊オリジナルバッチ」、「がけ崩れを再現できる模型実験キッド」の製作については、今年度に引き続き、鳥大
    防災Lab.との連携も模索し、より効果的なものとする。

(3)教室での出前講座のフォローメニューとして、現地学習メニューを新設する。・・・12万円
   ⇒「キラメキ学習列車で行こう」〜鉄道と土木興味ワク湧く校外学習〜の中で、試験的に土砂災害対策箇所で実施した防災学習
    が非常に好評であったことから、教室での出前講座のフォローメニューとして新設するものである。
   ⇒実際に土木施設を身近に見てもらえることから、土木・建設業全般のPRとしても有効であると考えられ、メニューの充実を図る
    必要があると感じている。
   ⇒そこで、現地学習メニュー実施に必要となる現場までの移動手段費用など(バス借り上げ費用+イベント保険料)を要求する。


【ハード的な取組み】        
(4)横瀬川・智頭町中原親水公園(昨年豪雨の被災箇所)の築山風整備を図る。・・・200万円
   ⇒川への下り道や川を渡る仕掛けを整備することにより、川に親しんでもらい、河川環境を学ぶ環境を作り出す。
   ⇒智頭町河川ちびっこ河川パトロール隊の結成式(水害に関する防災や河川環境を学ぶ)の場所の一つであり、
    今後のソフト対策の発展のため、ハード整備を入れる。

(5)徳丸どんどの補修と勉強会の開催・・・500万円
   ⇒徳丸どんどの簡易な補修工事と地元八東小学校を巻き込んだ学習会の開催を行う。
   ⇒「土木の伝統的な工法又は最新技術+河川環境地域」を学び、防災学習だけでなく、河川環境や土木施設や土木技術に親し
    んでもらう講座の舞台を整備する。
        

3 背景・経緯

■八頭県土整備事務所では、近年、台風や局地的集中豪雨等により全国各地で水害や土砂災害が発生し、多くの被害が発生していることを踏まえ、防災教育・啓発活動に関する出前講座のメニューの充実を図り、そのPRや計画的な実施に取り組んでいる。

■特に、平成30年度からは、河川砂防課内にプロジェクトチーム『やず・防災つたえ隊』を結成し、水害、土砂災害の区別なく、相手のニーズに柔軟に対応した防災教育を実施している。(資料02:活動実績)

■具体的には、次の3つの観点から防災教育の充実を図っている。(資料01:充実イメージとパワーアップのイメージ)
(1)学校向け防災教育・・・
  これまでの小学校高学年向けのメニューに加え、小学校低中学年向けや中高生向けの防災教育の展開

(2)災害時要配慮者関係向け防災教育・・・
  水害や土砂災害において、社会福祉施設等での被害発生や多くの高齢者や在住外国人が被害にあわれていることを踏まえ、災害時要配慮者及びその関係者向けの防災教育の展開

(3)地元自治会向けの防災教育の展開・・・
  地域の防災力向上を目指し、地元自治会向けなど地元密着型の防災教育の展開

4 パワーアップを必要とする理由

昨年7月の西日本豪雨に加え、今年の台風19号による豪雨災害が発生し、全国的に防災に関するソフト的な取組みの重要性が増大しつつある。それに伴い、やず・防災つたえ隊の取組みについて、問合せや出前講座のオファーが増えてきている。
そのような状況の中、次の理由に基づき、やず防災つたえ隊の活動のパワーアップを図りたい。
 (1)様々な出前講座のオファーがあるため、対象者に合わせた防災教育のメニューを準備し、効果的な防災に関する取組みを
   進めていきたい。
 (2)風水害の際に、その緊急対応や復旧工事などにおいて、活躍していただく建設業関係者の担い手が減少している実態がある。
   防災教育に加えて、建設業の魅力や重要性をPR出来るメニューを拡充し、技術企画課の取組みとも連携しながら、建設業に
   興味を持ってもらえるような取組みを進めていきたい。





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 7,740 0 0 0 0 0 0 0 7,740