(1)農泊推進シンポジウムの開催 2,000千円 (前年度0千円)<新規>
県内での農泊の取組をさらに推進するため、市町村、観光協会、農泊に取り組んでいる(取り組もうとしている)団体などを対象に
日本ファームステイ協会(会長:平井知事)と共同でシンポジウムを開催する。
| 項 目 | 内 容 |
1 | 基調講演 | 農泊に慣熟した講師による基調講演 |
2 | パネルディスカッション | 全国で農泊を実践する団体または個人(農泊先進地)によるパネルディスカッションを行い、鳥取県で農泊を進め地域活性化するための方策を考える。 |
3 | 県内事例紹介・交流会 | ・県内で農泊を実践する団体または個人の事例紹介
・参加者(講師、先進地団体、県内実践者、一般参加者)による交流会 |
(2)魅力ある滞在エリア創造支援事業 6,156千円(前年度4,256千円) ※地方創生推進交付金充当
○観光客の心に響く滞在型地域創造事業補助金審査会開催 56千円 (前年度56千円)合計(単位:千円)
○観光客の心に響く滞在型地域創造事業補助金
地域として農泊に取り組む体制整備、鳥取県らしさを堪能する特色ある宿泊(農家民泊、古民家活用)や地域資源を活用した魅力ある観光コンテンツの磨き上げ(地場産品を活用した食事メニュー、農山漁村ならではの農業・漁業体験、自然体験や文化体験等の体験プログラムの開発等)を支援する。
| 補助金名 | 補助対象事業・補助対象経費 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度6月補正後予算額 | 前年度からの変更点 |
1
| 観光客の心に響く滞在型地域創造事業補助金 | (1)農泊エリア推進事業
地域の協議会が行う、農泊を地域のビジネスとして行うための活動経費(受入家庭確保活動、研修会開催、アドバイザー委託、先進地視察等) | 民泊推進協議会 | 2/3
(600) | 600 | 4,200 | − |
(2)体験メニュー等創造事業
地域資源を活用した魅力ある観光コンテンツの磨き上げ、PR経費 等 | 宿泊事業者 | 2/3
(500) | 500 | − |
(3)施設整備事業
古民家等を活用した滞在施設や農林漁業体験プログラム等を有する家主同居型民泊施設の整備 | 宿泊事業者
民泊推進協議会 | 1/3
※市町村1/6
(2,000または200) | 5,000 | − |
合計(単位:千円) | 6,100 | 4,200 | |
※事業実施主体は最低5年以上民泊等施設の運営を行うこと。
(3)農林漁業者が進める農泊チャレンジ支援事業 600千円 (前年度600千円)
農林漁業者が、試行的に行う農家民泊や農山漁村体験の受入を支援する。
| 補助金名 | 補助対象事業・補助対象経費 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度6月補正後予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 農林漁業者が進める農泊チャレンジ支援事業費補助金 | (1)お試し体験受入
試行的に行う場合に必要なレンタル備品や消耗品等の購入、視察・研修等に要する経費 | 市町村
農林漁業者等 | 1/2
(150) | 600 | 600 | − |
(2)お試しインバウンド受入
外国人観光客を試行的に受け入れる場合に必要な経費(通訳料、翻訳料、パンフレット等外国語案内ツール作成に係る経費等) | 市町村
農林漁業者等 | 1/2
(150) | − |
合計(単位:千円) | 600 | 600 | |
・観光客のニーズが、見学型(観光地の訪問が中心の従来型の観光)から体験型に変化する傾向が見られ、田舎暮らしや農業体験等
などエコーリズム、グリーンツーリズムに対する関心が高まっており、訪日外国人観光客が増加するなか、こうした体験型の観光への ニーズがさらに増加することが見込まれる。
・政府が策定した「明日の日本を支える観光ビジョン(平成28年3月策定)」では、「日本ならではの伝統的な生活体験と非農家を含む
農村地域の人々との交流を楽しむ「農泊」を推進する」と位置づけられており、農泊の取組を推進していくことが必要である。
・高齢化や人口減少が進行し活力が低下している農山漁村では、豊かな資源(地域の食・農村森林景観・海洋レクリエーション・古民
家等の素材)を観光コンテンツとして磨き上げ、持続的なビジネスとして農泊を実施する必要がある。
<観光コンテンツの例>
・宿泊 古民家、農家民宿、廃校等を活用した宿泊施設
・食事 地産地消、地元食材を使用した郷土料理、ジビエ、農家レストランでの提供、味噌づくり、豆腐づくり
・体験 田植え、稲刈り、梨狩り等の農業体験、農村風景を楽しむサイクリング、ウォーキング、トレッキング等自然体験
着物着付け体験、茶道、書道体験等文化体験