1 事業の目的・概要
国民・県民共有の財産である国史跡妻木晩田遺跡を適切に保存・管理するとともに、公開・活用するために必要な遺構整備、環境整備等を行う。
2 調整要求額及び内容
第1期未整備エリア整備等事業
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 調整要求額 | 既整理額 | 一般事業要求からの変更点 |
1 | 妻木新山地区景観整備 | 妻木新山地区展望スペース周辺の高木を伐採し、ビューポイントの整備を行う。
※斜面部に林立した高木の伐採等作業で、専門的な技術が必要であることから、業務委託で実施 | 330 | 0 | なし |
合計 | 330 | 0 | |
3 調整要求理由
妻木新山地区は、窪地となって残る竪穴住居跡や発掘後に保存された古墳が見学できるほか、弥生人が生活資材として利用したクリ・シイ・カシなどが豊富に残る“弥生の森”が広がり、テーマ林「木の実の森」・「虫の森」や休憩舎も整備され、自然散策が楽しめるエリアとなっている。PTA行事や親子遠足で活用されるケースが増えつつあるが、復元建物等も整備されていないこともあり、利活用は低調な状況にある。
- 妻木新山地区は、木々の間から復元建物等が立ち並ぶ“弥生のムラ”を視認できるだけでなく、日本海や島根半島なども眺望できる立地にあり、展望スペースも設営されている。
- 眺望がきき、景観も楽しみながら散策できるエリア(=写真映えがするエリア)として妻木新山地区の環境を整備(眺望の支障となる高木を伐木)し、利活用の促進と認知度の向上を図る。