平成28年度からとっとり弥生の王国調査整備活用委員会の整備活用部会で青谷上寺地遺跡にふさわしい整備や活用の方針などを検討。
整備活用部会で検討した「活用の基本方針と計画」、「整備の基本方針」に基づくグランドデザインをもとに、令和2年度から実施を予定している整備工事の基本計画、基本設計(エントランス地区除く)を作成した。
◆ 整備のポイント
(1)弥生時代の真実にせまる
『魏志倭人伝』の記述を検討し、弥生時代の真実にせまる整備
→ 弥生時代の環境や、注目度の高い弥生時代人の人骨出土状況などを再現
(2)弥生時代の本物に感動する
弥生時代の美術工芸技術の到達点にある優れた出土品(重要文化財)を間近に観察できる展示
人骨や脳を展示するとともに、DNA分析による最新の研究成果などを紹介
(3)弥生時代の生活・技術を体感する
特色ある遺物や遺構の活用を前提とした生活・技術体感型の整備を推進
◆ 活用のポイント
(1)むきばんだ史跡公園との連携
青谷上寺地遺跡と妻木晩田遺跡を拠点とする歴史遺産活用を推進
(2)弥生時代の歴史や文化を満喫
青谷上寺地遺跡の特色を活かした事業を企画、運営
歴史教育情報や教材を提供、学校教育との連携
(3)地域振興と歴史遺産観光の促進
地域の方々と史跡の利活用を通じて地域振興を促進
産官学による歴史遺産観光資源のブランド化
山陰海岸ジオパークや日本遺産と連携した情報発信と活用の推進