○伯耆国「大山開山1300年祭」は、平成29年度から令和元年度にかけて、行政のみならず民間事業者も参画し、同祭実行委員会を中心に展開してきた。
○大山圏域の歴史や文化などを再認識するとともに大山の魅力を全国に発信してきたが、1300年祭が結願を迎え、次年度以降は1300年祭によって醸成された圏域の一体感や地域資源(1300年祭のレガシー)を将来に向け継承するための継続した取組、体制づくりが求められている。
○現在、1300年祭のレガシーを継承し、観光振興に取り組んでいくため、米子市、県、中・西部の市町村が中心となって「大山山麓・日野川流域観光推進協議会」を設立・運営しており、今後は同協議会が大山圏域の観光振興の中核となってくる。
○大山開山1300年祭の取組は、民間団体、一般県民からも高く評価されており、取組・圏域の盛り上がりを一過性にしないためにも、引き続き1300年祭のレガシーを活かしつつ、官民連携の下、観光振興に取り組んでいく必要がある。
○これまで日本人しか見られなかった観光地・観光イベントへの外国人観光客の参加が目立つようになっており、地域レベルでのインバウンド受入対策も並行して進めていく必要がある。