現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 農林水産部の鳥取地どりピヨの改良試験
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:中小家畜試験場費
事業名:

鳥取地どりピヨの改良試験

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農林水産部 中小家畜試験場 環境・養鶏研究室 

電話番号:0859-66-4121  E-mail:chushokachiku@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和3年度当初予算額 9,600千円 39,614千円 49,214千円 4.0人 2.8人 0.0人
令和3年度当初予算要求額 12,951千円 39,614千円 52,565千円 4.0人 2.8人 0.0人
R2年度当初予算額 7,647千円 31,416千円 39,063千円 3.0人 2.8人 0.0人

事業費

要求額:12,951千円  (前年度予算額 7,647千円)  財源:単県、財産収入 

一般事業査定:計上   計上額:9,600千円

事業内容

1 事業の目的・概要

中小家畜試験場では、血統固定化した交雑種鶏(以下GSR:軍鶏×ロードアイランドレッド)の雄にホワイトプリマスロックの雌をかけ合わせた「鳥取地どりピヨ」を県独自のブランド鶏としてヒナを生産供給している。県外への販路拡大のため「ピヨ」の特徴を明確化し、ブランド向上のための試験に取り組む。また、鳥インフルエンザ等の伝染病が当場で発生した場合、長い年月をかけて作出したGSRであっても全羽殺処分されてしまうため、GSRの精液や始原生殖細胞(以下PGC)を凍結保存し、万一の際にも速やかにピヨが復活できるよう遺伝資源の保存に取り組む。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
「鳥取地どりピヨ」のブランド向上に関する試験1 食味試験(日本獣医生命科学大学と共同研究)
  「ピヨ」と有名地鶏の理化学分析及び官能評価による比較を行い、「ピヨ」の食味の特徴を明確化する。
2 生産性向上試験
  雌雄出荷適期の検討、雄闘争性抑制、雌発育向上試験を行い、新たな飼育管理マニュアルを作成する。
3 高付加価値化試験
  地域生産物利用による食味向上試験を行う。
4 ヒナ供給
  健康、優良なヒナを生産し農家に供給する。 
6,269
7,046
新規
「鳥取地どりピヨ」の遺伝子資源保存技術の確立1 凍結保存可能な精液判定技術の確立
2 精液品質向上技術の検討
3 凍結保存技術の確立
4 マニュアルの策定
5 凍結精液の貯蔵
6 PGC保存、移植による復元
6,682
601
拡充
試験内容6追加により試験期間を1年間延長
合計
12,951
7,647

3 事業効果

(1)「鳥取地どりピヨ」のブランド向上に関する試験
    ・「ピヨ」のおいしさを卸売業者や消費者にわかりやすくアピールすることにより、消費を促すことができる。
    ・新たな飼育マニュアル提示により、生産者は明確な指標を把握でき、生産性向上につながる飼育管理に活用することができる。
    ・地域生産物を活用し、飼料自給率を向上させることでブランドイメージを向上させることができる。
    ・鳥取地どり「ピヨ」のヒナ供給
    令和3年度は年間12,150羽を供給予定

    (2)「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源保存技術の確立
    ・伝染病発生時でも鳥取地どりピヨの遺伝資源を維持、保存できる。
    ・凍結保存した精液を用いて導入雌(改良センターからの軍鶏等)に戻し交配を重ねることで、GSRを復活させることができる。さらにPGC利用により復元期間の短縮、血統固定化したGSRの純粋な形での復元、近交退化対策とすることもできる。

4 実施期間

(1)「鳥取地どりピヨ」のブランド向上に関する試験

 4年間(令和3年度〜令和6年度)のうち1年目

(2)「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源保存技術の確立
 6年間(平成29年度〜令和4年度)のうち5年目


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(1)鳥取地どり「ピヨ」のヒナ供給 
 ・母鶏(白色プリマスロック)ヒナを家畜改良センターから導入し、飼育した。
 ・毎月のヒナ出荷に向け、毎日の集卵、貯卵、毎月の孵化作業を行った。
出荷計画羽数(R2年度):12,150羽

(2)「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源保存技術の確立
 ・種鶏の精液品質を向上させるため、各種ビタミン剤等を飼料添加し、精液活力等の比較検討を行った。

   
  
   

これまでの取組に対する評価

(1)鳥取地どり「ピヨ」のヒナ供給 
 ・令和2年4月から現在まで5,632羽と計画羽数の46.4%を生産者の要望どおり出荷することができた。

(2)「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源保存技術の確立
 ・42日間投与後、効果の確認を行ったところ、精液品質向上には添加剤についてはビタミンEが有効であり、今後の種鶏維持に活用していく。

工程表との関連

関連する政策内容

市場に打って出る魅力あふれるオリジナル品種、高付加価値化技術の開発

関連する政策目標

本県の特徴のある多様な農林水産物の生産に対応した生産基盤の整備を促進します。


財政課処理欄


 金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 7,647 0 0 0 0 0 1,412 0 6,235
要求額 12,951 3,069 0 0 0 0 1,412 0 8,470

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 9,600 1,393 0 0 0 0 1,412 0 6,795
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0