事業名:
水田農業に適用できるスマート農業技術の確立
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)
農林水産部 農業試験場 作物研究室
|
事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
令和3年度当初予算額 |
1,263千円 |
9,337千円 |
10,600千円 |
1.0人 |
0.5人 |
0.0人 |
令和3年度当初予算要求額 |
1,263千円 |
9,337千円 |
10,600千円 |
1.0人 |
0.5人 |
0.0人 |
R2年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:1,263千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:1,263千円
事業内容
1 事業の目的・概要
スマート農業技術を活用した効率的な水田農業を確立・推進するため、技術開発および経営分析研究を行う。
2 主な事業内容
1)担い手農家におけるスマート農業機器の効果検証
・市販スマート農業機器の作業性等を評価する。
・スマート農業機器の導入が経営全体に及ぼす影響を経営分析により明らかにする。
2)スマート農業機器の活用法の検討
・ドローン空撮データを利用した生育診断および可変施肥技術、ドローンの多様な活用法(水稲の直播など)を開発する。
・リモコン式草刈機の適用性を明らかにする。
3)メッシュ気象データの利用技術の開発
・鳥取県内全域を1km四方に区切って提供される農業気象データを水稲以外の作物栽培に活用する技術を開発する。
4)スマート農業技術に関する情報収集
・熟練農業者の技術をデータ化する。
・県内独自開発IT機器等の情報を収集する。
3 背景
1)稲作を中心とする水田農業の担い手は大規模経営体に移行しつつあり、農業経験の浅い従業員等が実作業の主体となる場合も多い。このような経営体では、効率的かつ高精度の農作業ができないこと、ほ場の観察が十分にできないこと、作物の生育にあった適切な栽培管理ができないこと等に起因する作業時間のロスや収量レベルの低下が、経営の不安定要因となっている。
2)非熟練者でも高度な作業ができるスマート農機、効率的にほ場を観察できるリモートセンシング技術、栽培管理の意思決定を支援する気象データ利用技術等のスマート農業技術は、大規模水田農業経営体の課題を解決する手段として期待される。
3)近年多くのスマート農業機器が市販されるようになっているが、これら機器は一般に高額であり、費用対効果に関する情報や、導入計画の参考となる経営モデルの例示が求められている。
4 事業の効果
1)農作業の効率化と生産性の向上により、大規模水田農業経営体の経営安定とさらなる規模拡大が可能になる。
2)大規模経営体が安定的に耕作を継続することにより、地域の水田営農が維持される。
5 事業期間及び年次計画
| | 2021 | 2022 | 2023 |
1)担い手農家におけるスマート農業機器の効果検証 | (1)水田農業経営におけるスマート農業機器の作業性評価
(2)水田農業経営におけるスマート農業機器を導入した適期作業モデルの確立 | ○
○ | 〇
○ | 〇
○ |
2)スマート農業機器の活用法の検討 | (1)ドローンによるリモートセンシング・可変施肥技術の確立
(2)ドローンの新たな活用法の検討
(3)リモコン式畦畔草刈機の適用条件の解明 | ○
○
〇 | 〇
○
〇 | 〇
○
〇 |
3)メッシュ気象データの利用技術の開発 | (1)大豆の開花期・干ばつリスクの予測
(2)麦類の開花期・成熟期の予測 | 〇
〇 | 〇
〇 | 〇
〇 |
4)スマート農業技術に関する情報収集 | (1)熟練者技術伝承に係るデータの収集
(2)県内独自開発IT機器等の情報収集 | ○
○ | 〇
○ | 〇
○ |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・スマート農業技術を導入した水田農業経営モデルの提示
・リモートセンシングデータに基づく生育診断指標の作成
・大豆等の生育情報提供システムの構築
<これまでの取組状況>
・県内のスマート農業実証農場において取り組まれている技術や農業機械の予備調査を開始した。
・ドローンの空撮データと実際の作物生育状況との関係を調査した。
・メッシュ気象データに基づく水稲生育予測を実用化し、定期的に予測値を公開している。
これまでの取組に対する評価
・経営分析の対象としてふさわしいスマート農業実証農場を選定できた。
・水稲においてドローン空撮データと生育状況に深い関係がみられ、生育診断と可変施肥に応用できる可能性を認めた。
・水稲の生育予測は関係機関や農業者に広く利用されている。
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
1,263 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,263 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
1,263 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,263 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |