畜産経営安定対策事業

　肉用牛の枝肉販売価格が生産費を下回った場合、国の交付金（３／４）と生産者積立金（１／４）から補てん金を交付するもの。生産者積立金のうち１／３を県が負担する。

（２）（継続）肉用子牛価格安定事業
肉用子牛生産安定等特別措置法により、肉用子牛の取引価格が低落した場合に、その子牛に対し補給金を交付して生産者の所得を確保しようとするもの。補給金の財源は生産者積立金として国（独立行政法人農畜産業振興機構（ａｌｉｃ））が補助するほか、生産者と県が負担して造成する。

【積立金単価】

※その他肉専用種は日本短角種・無角和種及び黒毛和種と褐毛和種を掛け合わせた種を指す。（鳥取県では黒毛和種と褐毛和種を掛け合わせた種が該当）

（３）（継続）肉豚経営安定対策事業
肉豚枝肉価格が低落した場合に、生産者に交付金を交付して所得を確保するため、その積立に必要な生産者積立金の一部を助成する。



積立金単価 Ａ	県補助単価 Ｂ 　　　　　Ａ×1/12	加入見込頭数 Ｃ	要求額 　　　　　Ｂ×Ｃ	補助率
１，６００円／頭	１３３円／頭	１３６，３２０頭	１８，１３１千円	国　３／４ 県　１／１２ 生産者 １／６


（１）〜（３）事業の補助金総括表

	補助金名	補助対象事業・補助対象経費	実施主体	県補助率 （上限額）	要求額	前年度当初予算額	前年度からの変更点
１	鳥取県畜産振興総合対策事業（肉用牛肥育経営安定対策事業関係）費補助金	生産者補てん金の交付に充てるための積立金を積立てるのに要する経費のうち、生産者負担部分に対する経費	（公社）鳥取県畜産推進機構	積立金単価の１／１２（生産者負担分の１／３）	１１０，３３７	３１，９４９	積立金単価の増（令和２年４月から適用） 積立頭数の増
２	鳥取県畜産振興総合対策事業（肉用子牛価格安定事業）費補助金	生産者補助金の交付に充てるための資金を造成するのに要する経費	（公社）鳥取県畜産推進機構	積立金単価の１／４	６，１９５	４，２６３	積立金単価の増（令和２年４月から適用） 積立頭数の増
３	鳥取県肉豚経営安定対策事業費補助金	県内養豚事業者を対象とする、経営に及ぼす影響を緩和するための交付金の交付に充てるための積立金に拠出する生産者負担金	（独）農畜産業振興機構	積立金単価の１／１２（生産者負担分の１／３）	１８，１３１	１３，３２７	積立頭数の増
合計					１３４，６６３	４９，５３９

（４）【制度要求】新型コロナ対策肉用牛肥育経営緊急支援事業
　新型コロナウイルスの影響に伴う消費停滞、枝肉価格の下落等により、生産者の収益が大きく減少し、影響が大きいと特に認めた場合において、肉用牛肥育経営安定対策事業（牛マルキン制度、粗収益と生産コストの差額の９割を補てん）で補償されない部分について、一部を助成する。　※牛マルキン制度の発動状況等を勘案し、必要に応じて制度を発動する。



細事業名	補助対象経費	実施主体	県補助率	要求額
経営安定対策費	粗収益と生産コストの差額のうち国の牛マルキン制度（粗収益と生産コストの差額の９割）で補償されない部分を助成	（公社）鳥取県畜産推進機構	１／２	− （制度要求）

実施期間　　平成３１（令和元）年度〜令和３年度
実施主体（積立金管理団体）　　（公社）鳥取県畜産推進機構
（２）肉用子牛価格安定事業
実施期間　　令和２〜６年度
実施主体　　（公社）鳥取県畜産推進機構
（３）肉豚経営安定対策事業
実施期間　　令和３〜５年度
実施主体　　（独）農畜産業振興機構

※増の理由
積立頭数の増（積立金単価の高い肉専用種頭数の増）
新型コロナウイルス感染症の影響による牛の枝肉価格の急激かつ大幅な下落に伴う積立金単価の増

･積立金単価（県負担部分）：（令和２年３月まで）→（令和２年４月〜）
肉専用種　２，０００→２３，３３０円/頭
交雑種　　 ５，６６０→６，６６０円/頭
乳用種　　 ６，３３０→６，３３０円/頭
･加入見込頭数：（令和２年度）→（令和３年度）
肉専用種　３，４００→３，６００頭
交雑種　　 １，２００→１，２００頭
乳用種　　 ２，９００→２，９００頭

（２）肉用子牛価格安定事業

※増の理由
交雑種を中心とした積立頭数の増
令和２年度から新しい業務対象年間（令和２〜６年度の５年間）となったことに伴う積立金単価の改定（増　※積立金単価は１業務対象年間ごとに肉用子牛の価格動向等を踏まえ改定される）　　　　　　　　

･積立金単価（県負担部分）：（令和２年３月まで）→（令和２年４月〜）
黒毛和種　　３００→４００円/頭
交雑種　６００→８００円/頭　
乳用種　１，６００→１，７００円/頭
褐毛和種　１，１５０→１，５００円/頭
その他肉専用種　３，１００→４，７００円/頭

・加入見込頭数：（令和２年度）→（令和３年度）
黒毛和種　２，８００→３，１００頭
交雑種　１，９００→３，２００頭
乳用種　１，４００→１，４００頭
褐毛和種　１０→１０頭
その他肉専用種　１０→０頭

（３）肉豚経営安定対策事業

項目名	令和３年度 要求額	令和２年度 当初予算額
生産者積立金への助成	１８，１３１	１３，３２７


※増の理由：積立頭数の増

・加入見込頭数：（令和２年度）→（令和３年度）
１００，２００→１３６，３２０頭