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令和3年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:家畜保健衛生費
事業名:

特定家畜伝染病危機管理対策事業

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農林水産部 畜産課 家畜衛生・防疫対策室 

電話番号:0857-26-7287  E-mail:chikusan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 128,978千円 20,595千円 149,573千円 2.6人
補正要求額 2,938千円 792千円 3,730千円 0.1人
131,916千円 21,387千円 153,303千円 2.7人

事業費

要求額:2,938千円    財源:国1/2他 

一般事業査定:計上   計上額:2,938千円

事業内容

1 補正理由および内容

令和3年3月16日に兵庫県の死亡野生イノシシで豚熱の感染が確認されたことから、本県は4月1日付けでワクチン接種推奨地域に指定され、4月5日から豚飼育農場でのワクチン接種を開始したところである。このように県内へ豚熱が侵入する脅威が高まっており、本県県境を中心とした野生イノシシでの感染状況のモニタリングを強化する必要があるため。

2 補正要求額

野生イノシシの豚熱感染についてモニタリング強化するために必要な経費

(単位:千円)
    事業名
    現計予算額
    補正
    要求額
    防疫対応力向上防疫演習の実施
    391
    391
    野生イノシシの血液採材委託
    411
    2,938
    3,349
    防疫備蓄資材の配備
    12,960
    12,960
    靴底消毒・炭酸ガス備蓄
    2,165
    2,165
    豚熱ワクチン接種対策
    26,109
    26,109
    野生イノシシ豚熱対策
    特定家畜伝染病セーフティネット事業
    47,216
    47,216
    迅速防疫体制整備
    39,726
    39,726
    合計
    128,978
    2,938
    132,116

3 事業内容

野生イノシシの血液採材委託
区分
事業内容
財源
予算額
(千円)
委託料
・国の新たな事業設定に伴うもの
・野生イノシシの血液採取に係る協力費 
国定額
@6,000円
1,000
需用費
・国の新たな事業設定に伴うもの
・野生イノシシの血液採取に係る防疫資材費
(タイベック、グローブ、マスク、ゴーグル、採血管などを県が購入して支給する)  
国1/2
1,938
2,938

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〇事業目標
 口蹄疫・高病原性鳥インフルエンザ・豚熱・アフリカ豚熱の県内侵入防御
○取組状況
・県の東アジアからの観光誘致政策に県内畜産農家は強い危機感を示しており、平成23年2月から韓国・中国での口蹄疫続発を踏まえ、県独自に米子空港、平成24年6月には大型クルーズ船が寄港する境港港、平成31年度からチャーター便が増加する鳥取空港において靴底消毒実施。令和元年、山陰地方唯一の検疫所(米子出張所)が開所し、連携を図る。

○改善点
・危機管理意識および技術向上のため、演習・訓練の継続は必要。
・実践的な防疫演習を実施し、課題の洗い出しとその解消を図る。
・相次ぐ豚熱の発生により、今後の飼養豚及び経口ワクチン対策、防疫作業に関係する資材を見直し、新たに備蓄を強化する。
・港湾の靴底消毒については、新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年度の実績は見込めないが、今後状況が次第で速やかに対応できるよう継続して実施することが必要。

これまでの取組に対する評価

1 高病原性鳥インフルエンザ
・島根県における発生の際、移動制限等の防疫措置が県内にいても実施されたが、概ね円滑に実施された
・平成22年11月〜平成23年3月で9県24農場約183万羽の家きんでの発生が確認され、鳥取県から宮崎県へ3名、三重県へ2名の県職員獣医師(家畜防疫員)を派遣協力した。
・令和2年11月から9県31農場で発生したことにより、県内養鶏業者に11月18日に1度目の消毒命令、12月11日に2度目の消毒命令を出し、6千袋の消石灰を配布し、発生予防に努めた。また、香川県に家畜防疫員を3名派遣協力をした。
・防鳥ネット等の整備を進め、各農場における防疫対策を徹底した。
2 豚熱・アフリカ豚熱
・他県での豚熱発生の際に、全戸に消石灰、殺鼠剤を配布し、防御に務めた。
・令和元年度は豚熱が拡大したため、野生イノシシの豚熱対策として捕獲強化を実施した。
・特定家畜防疫指針や家畜伝染病予防法改正により、飼養衛生管理基準の遵守を指導。農場の防護柵、防鳥ネット、衛生対策にかかる支援をした。
・国内59例の豚熱が発生し、要請に基づき家畜防疫員を17名現地に派遣した。
3 口蹄疫
・平成22年の宮崎県における口蹄疫発生では、県職員獣医師(家畜防疫員)を15名派遣し防疫対応協力を行った。
・平成22年に、県内での発生に備え、防疫資材について緊急備蓄を行った。
4 防疫演習
令和2年度は東部地区は鳥インフルエンザ、中・西部地区は豚熱の発生を想定し、防疫演習(机上、防疫服着脱、殺処分、連絡体制の整備など)を実施し、本庁職員の一般動員者対象研修会も実施した。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 128,978 63,736 21,600 0 0 0 0 0 43,642
要求額 2,938 2,169 0 0 0 0 0 0 769

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,938 2,169 0 0 0 0 0 0 769
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0