1)鳥取県では、気候変動(温暖化)、栽培体系・品種の変化、耐性菌・抵抗性害虫の発生などによって、水稲・麦・大豆の病害虫被害が常に問題となっている。
※水稲種子ほ場→細菌性の種子伝染性病害(もみ枯細菌病)により優良種子生産が困難な状況
※栽培期間長く、病害虫の被害リスクが高い中生品種は中平坦地で広く栽培されている
※イネいもち病(水稲の最重要病害)の主力薬剤の耐性菌が発生
※これまで問題となっていなかったイネ・ダイズの病害虫が発生 (イネ:イナゴ類、縞葉枯病、ダイズ:マメシンクイガ、紫斑病)
2)病害虫被害は、農産物の安定生産および高品質生産の大きな妨げとなっている。
3)生産者は防除の省力化、低コスト化を強く望んでいる。
1)適切な病害虫対策、優良種子の供給による鳥取県産農産物の安定生産化、高品質化
※生産者の経営安定、収入増加
2)農薬の効率的利用による生産費・労力の低減
※生産費・労働時間の低減
3)人と環境にやさしい農業の促進
平成27年〜(終期設定なし)
※平成30年、外部評価会で中間評価を受けた。
※次回の中間評価は令和3年。平成30年〜令和2年の研究成果および令和5年までの研究内容について評価を受ける。