1 事業の目的・概要
中小企業者が組合等を設立し、連携して経営基盤の強化や環境改善を図るため、中小企業基盤整備機構と連携して長期貸付を行う。
2 主な事業内容
(R3年度事業)
貸付先 :中小企業基盤整備機構を経由して事業協同組合へ貸付
事業内容 :緊急措置ブロック化のためのガス導管の敷設
→公共インフラの強化・充実
*昭和56年度から毎年度貸付け。
3 要求額
事業費 : 198,000千円(129,617千円)
貸付金額 : 158,400千円(103,693千円)(事業費×80%以内)
貸付割合 :中小企業基盤整備機構:県=64:16(64:16)
=126,720千円:31,680千円
(82,955千円:20,738千円)
貸付利率 :県→中小企業基盤整備機構 無利子 中小企業基盤整備機構→組合 0.45%
償還期限 :15年(据置1年)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
中小機構と協調して中小企業が行う共同事業に対する高度化資金の貸付を行う。
また、既存貸付債権等の管理回収業務を適切に行う。
【取組状況等】
<貸付事業>
中小企業高度化資金のA方式については近年貸付実績はなく債権回収のみ。
(A方式の過去の貸付実績)
H17 46,239千円
H19 141,290千円
H20 138,568千円
B方式(中小機構経由)については、継続して貸付を実施。
H29 5,097千円
H30 4,320千円
R1 20,738千円
<延滞債権への取組>
中小企業高度化資金及び近代化資金の延滞債権について、回収に努めているものの、保証人が無資力であったり、保証人の死亡により相続が生じており、それらの調査や交渉が難航している。
現在は連帯保証人等への回収交渉、抵当物件処分の検討及び相続人調査を重点的に行っている。
<小規模企業者等設備導入資金>
実績の減少や資金調達手段の多様化により、設備資金貸付をH16から、設備貸与資金はH19から休止した。多くの都道府県においても休止していた実態等を踏まえ、H26年度末で制度が廃止となったため、特別会計内の繰越金についてH28年度に国への償還、一般会計への繰出しを行った。
制度は廃止となっているが、未収債権の償還があった際は、国への償還及び一般会計への繰出しは引き続き行うこととなっている。
これまでの取組に対する評価
<貸付事業>
中小企業高度化資金及び小規模企業者等設備導入資金についてはその目的を達成している。小規模企業者等設備導入資金はH26年度末で事業廃止となったが、中小企業高度化資金は継続して実施していく。
<延滞債権への取組>
債権ごとに今後の処理方針(回収継続か債権放棄)を立てる必要がある。