1 事業の目的・概要
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているため、無利子無保証料融資(新型コロナウイルス感染症対応地域経済変動対策資金)の申込期限を令和3年6月末から令和3年9月末まで延長することで、県内中小事業者等への経営安定化等に要する資金調達を支援する。
2 主な事業内容
【新型コロナウイルス感染症対応地域経済変動対策資金制度概要】
資金使途 | 運転資金、設備資金、借換資金 |
融資上限額 | 3億円 |
融資期間 | 10年以内(据置5年以内含む) |
融資利率 | 売上15パーセント(個人事業主及び鳥取県中部地震被災企業向け資金の借入金を借り換える事業者の場合は5パーセント)以上減少の場合
当初5年間0パーセント、6年目以降1.43% |
上記以外の場合
当初5年間0.7パーセント、6年目以降1.43% |
保証料率 | 最大10年間0パーセント |
保証人、担保 | 保証協会の定めるところによる |
要求額
【前提条件】
融資実行想定額500億円、融資期間10年、据置期間2年、96回返済と仮定し算出。
○利子補助における算出の考え方
補助金額=金融機関の利息収入減収額
融資実行500億円の想定予算額316,800千円―融資実行400億円の予算額262,800千円(当初予算)
=54,000千円(今回補正額)
○信用保証料負担軽減補助における算出の考え方
補助金額=保証協会の保証料減収額
融資実行500億円の想定保証料減収見込額267,034千円−融資実行400億円の予算額213,627千円(当初予算)
=53,407千円(今回補正額)
○利子補助及び保証料補助合計107,407千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
県内中小事業者等への経営安定化等に要する資金の円滑な調達の支援を目標とする。
<取組状況・改善点>
・令和3年度は4/21時点で324件、50億円の融資実行。
・新型コロナウイルス感染症の影響は更なる長期化が想定されるため、引き続き県内事業者等への影響を踏まえながら必要な金融支援を行っていく必要がある。併せて、借入事業者に対しては関係機関と連携しながら、金融支援と経営支援の一体的な推進体制を強化する必要がある。
これまでの取組に対する評価
令和2年度のコロナ融資実行額約1,728億円はリーマンショック時の約263億円、H28の鳥取県中部地震時の約147億円をを大きく超える規模であり、県内中小事業者等の円滑な資金繰り支援に貢献した。