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令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:図書館費
事業名:

郷土情報発信事業

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教育委員会 図書館 郷土資料課 

電話番号:0857-26-8155  E-mail:toshokan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和3年度当初予算額 3,321千円 25,803千円 29,124千円 2.9人 1.0人 0.0人
令和3年度当初予算要求額 3,321千円 25,803千円 29,124千円 2.9人 1.0人 0.0人
R2年度当初予算額 4,625千円 25,611千円 30,236千円 2.9人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:3,321千円  (前年度予算額 4,625千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:3,321千円

事業内容

1 事業の目的・概要

・郷土資料(地域資料)を収集・保存するとともに、資料の利用促進を図る。紙媒体の収集に加え、郷土関係資料のデータベース化を推進し、後世に郷土資料を継承するための保存・活用を進める。

    ・鳥取県出身の文学者及び鳥取県の自然や文化について興味、関心を喚起する資料展や講演会を開催する。県内の関係機関や市町村立図書館、学校図書館と連携し、広く県民へ情報を発信する。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
ふるさとの歴史再発見事業鳥取県の生活になじみがある物や文化的事象の起源に焦点を当てた資料展を開催する。また、郷土文化の普及の一環として、藩政資料の保存活用の取組を振り返り次世代につなぐための講演会を開催するとともに、鳥取県の昔話を聞く会を開催する。
1,904
2,624
資料修復に係る見積額が減額となった。
郷土文学者情報発信事業遠藤董、尾崎放哉、尾崎翠などの郷土出身者や地域資料を紹介する資料展を市町村立図書館等と連携し開催する。
また、郷土文学について理解を深めることができる「鳥取文学講座」を開催するための調査研究をおこなう。
40
169
鳥取文学講座を隔年開催とするため、令和3年度は実施せず、関連事象の調査研究を行う。
「文字・活字文化の日」記念事業「文字活字文化の日」を記念し、地方出版文化功労賞受賞者による講演会及び新収蔵資料展を開催する。
268
323
地域資料データベース等サービス事業日本海新聞の記事索引サービス、マイクロフィルム閲覧サービスを提供する。
1,109
1,509
マイクロフィルムリーダーの機種変更により年間リース料が減額となった。
合計
3,321
4,625

背景・課題

・鳥取県の歴史や文化、文学者等の研究は、県内外の研究者や地域住民の手で進められているが、その活動及び文学者自身が県民に広く知られているとはいえない。近年、県民活動による顕彰等の取組が、若い世代でも見られるようになってきた。
・郷土資料の利用者として研究者や学生が多くみられるが、新規利用者の開拓が必要である。
・鳥取県立図書館で実施した事業の成果を市町村立図書館などと連携し、県民に広く周知する工夫が必要である。
・郷土資料(館蔵和古書を含む)の中には希少的価値や鳥取県における文化的価値の高い資料も含まれており、資料の劣化や散逸を防ぐ対策が急がれる。

前年度からの変更点

・鳥取県で活躍する研究者や文学者等を講師とする講座を開催する。

・「鳥取文学講座」を隔年で開催することから、開催準備のため調査研究をおこなう。

期待される効果

・資料展、講演会の開催を通じて、県民にふるさとの誇りを伝え、愛着心を高めることができる。また、イベントをきっかけに図書館利用者の新規開拓が期待できる。市町村立図書館等と連携することにより、県立図書館に来館できない県民への働きかけも可能となる。
・郷土資料を収集・保存し、後世に資料を継承することは図書館の重要な任務の一つである。劣化により利用に支障をきした資料を修復するとともに、定期的な補修を実施することにより、長年にわたり資料の継承と利用が可能となる。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<事業目標>
・郷土資料(地域資料)を収集・保存するとともに、資料の利用促進を図るとともに、後世に郷土資料を継承するための保存・活用を進める。
・鳥取県出身の文学者及び鳥取県の自然や文化について興味、関心を喚起する資料展や講演会を開催し、広く県民へ情報を発信する。

<数値目標>
・県立図書館HPの「鳥取県の情報」「郷土人物文献データベース」へのアクセス数
 基準数値に対し毎年2.0%増
 基準数値:平成28年度 14,951件
 直近実績:令和元年度 16,196件
 

<取組状況>
・資料展では当館所蔵の貴重資料を積極的に公開した。尾崎放哉をはじめク土文学者の情報発信を資料展等で行った。また、外部機関の出版物への掲載利用の協力により進めた。
・ハザードマップの企画展示など、社会的な課題を捉えて実施した。
・鳥取大学など公的機関、県民活動による団体との連携により、地域に関わる歴史、文化事象を発信した。
・文学者シリーズ「文学の情景」(増補版)を基にした特別資料展を開催し、鳥取大学地域学部「地域学研究会大会」と相互に後援を実施。当館職員が大会シンポジウムに参加協力した。
・現在30テーマある調べ方案内「郷土学習ガイド」は内容修正を行い、最新情報を加え公開した。学校や図書館ほか、小学生の夏休みの自由研究、当館主催の鳥取県ジュニア司書養成講座等で利用されている。

<改善点>
・外部との協力体制を構築する。
・参加者主体となる、参加しやすい講座形式による企画を立案する。

これまでの取組に対する評価

●郷土や文字・活字の普及啓発(資料展・講演会の開催)
郷土文化講演会、「文字・活字文化の日」記念事業(記念講演会)、郷土人物顕彰資料展を開催し、鳥取県の魅力や人物の功績を広く周知することができた。

●「郷土文学者シリーズ」の刊行(平成16年度から29年度)
郷土文学者についての研究成果を発信し、県内外からの問い合わせもある。郷土文学者の情報発信につながっている。

 平成16年度:尾崎放哉    
    17年度:生田春月   
    18年度:田中寒楼    
    19年度:河本緑石    
    20年度:伊良子清白    
    21年度:生田長江    
    22年度:尾崎翠    
    23年度:池田亀鑑    
    24年度:阪本四方太    
    25年度:マンガ小冊子(放哉・翠・緑石・長江、小学生向け)
    26年度:とっとり文学の情景    
    27年度:大江賢次    
    28年度:鳥取ゆかりの女性文学者    
    29年度:とっとり文学の情景 増補版

●インターネットを活用した情報発信  
地域資料データベースの提供や児童生徒の調べものに役立つ資料やサイトを紹介した「郷土学習ガイド」の公開により、児童・生徒の郷土学習に活用されている。

●資料保存・活用
平成28年度より郷土資料を含む所蔵資料のデジタル化の検討をはじめ、平成30年度にはデジタル化資料の作成を開始。平成30年度からは継続してデジタル化の利便性を紹介する展示を他機関を会場として実施することができた。

●タイアップによる図書館活用の推進
鳥取大学等、関係機関と連携し、図書館資料の活用を組み合わせた事業を実施し、新規利用につながっている。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 4,625 0 0 0 0 0 78 0 4,547
要求額 3,321 0 0 0 0 0 50 0 3,271

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 3,321 0 0 0 0 0 50 0 3,271
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0