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令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:博物館費
事業名:

美術館・博物館等ネットワーク強化推進事業

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教育委員会 博物館 人文担当 

電話番号:0857-26-8042  E-mail:hakubutsukan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和3年度当初予算額 1,410千円 4,753千円 6,163千円 0.6人 0.0人 0.0人
令和3年度当初予算要求額 1,553千円 4,753千円 6,306千円 0.6人 0.0人 0.0人
R2年度当初予算額 879千円 4,722千円 5,601千円 0.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,553千円  (前年度予算額 879千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,410千円

事業内容

1 事業の目的・概要

     鳥取県ミュージアム・ネットワーク (以下「T.M.N.」という。(※))が実施する、県内の美術館、博物館等における具体的な協力連携の取組、各館の歴史民俗資料の保存活用機能を向上させる取組を支援することにより、県内の博物館等の連携基盤を確立してネットワークの強化を図る。

     ※ 県内の博物館、美術館、歴史民俗資料館、考古資料館等が、相互連連携を密にし、各館の運営や事業の発展と向上を図ることを目的として平成15年12月に設立した組織。事務局は県立博物館 (以下「県博」)で、令和2年9月末時点で50館が加盟。

2 主な事業内容

T.M.N.が行う次の事業を補助する。
(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
美術館等協力連携推進支援事業 T.M.N.が策定した「鳥取県ミュージアム・ネットワーク美術館等協力連携計画」に基づき、各館の協力連携を推進するための具体的な取組の実施を支援する。

ア.加盟館学芸員による専門部会(会議)の開催
イ.加盟館学芸員の資質向上を目的とした研修会の開催
ウ.共同企画展の開催

1210
609
共同企画展の開催
博物館資料アドバイザー派遣事業 T.M.N.が委嘱した「博物館資料アドバイザー」(以下「アドバイザー」という。)を、保存活用機能を向上させる取組を行う館(以下「取組館」という。)に派遣し、歴史・民俗資料の整理・保管・展示等の改善に関する助言・指導等を実施するのに要する経費を補助する事業

※アドバイザー謝金は、県と取組館(町)が1/2ずつ負担する。

343
      270若桜町郷土文化の里
に、博物館資料アドバイザーを派遣する。
合計
1553
879

要求理由

(1) 協力連携の取組の必要性
    (ア)県立美術館の整備検討が進む中、県内の美術館、博物館等の機能連携や役割分担、県博等がその中核として機能することの重要性を再認識。

    (イ)しかし、県内の美術館・博物館等の多くは他館との連携強化等に積極的に取り組める状況になく、県博もそのための取組を活発に展開しているとは言い難いのが実情。

    (ウ)こうした状況を打開するためには、ネットワークを構成する各館が、利用者目線で協力連携の在り方を主体的に見直し、それを踏まえて効果的な協力連携の取組をできるところから速やかに実施していくことが必要。

    (エ)その第1段階として、平成29年度に関係美術館が「美術館等連携計画検討委員会」を設置し、県内の美術館等における具体的な協力・連携の取組の計画を策定

    (オ)平成30年度には、当該計画に掲げた方針を具現化していくための取組を始め、令和2年度から新たに共同企画展を開催するなど事業を拡張しており、引き続き支援を行う必要がある。


    (2) 歴史民俗資料の保存活用機能向上の必要性

    (ア)近年、地域や住民が大切に保管してきた貴重な古文書や民具等が、急速な過疎化、高齢化等により散逸・毀損しつつあるが、施設間の役割分担を考えた場合、その中には地元の歴史民俗資料館等で保存活用する方が適切なものが多い。

    (イ)しかし当該各館には、館内資料さえ十分に保存活用されていない所もあり、基本機能の回復・強化が急務だが、人的・財政的に余裕がない、専門職員がいない等により十分な対応が行われない所も多く、歴史民俗資料の全県的な滅失が危ぶまれる状況。

    (ウ)そうした事態を防止しつつ、各館の資料を県博でも展示したり、各館で巡回展示を行うこと等により、地域に眠る先人の貴重な遺産を県内外に広く紹介できるようにするため、平成29年度に専門的知識・経験のある者を希望する館に派遣する「博物館資料アドバイザー派遣事業」を開始。

    (エ)保存・管理が不十分な資料を整理して活用できるようにするためには相当の労力と時間を要するため、令和3年度も継続して実施する必要がある。

前年度からの変更点

(1)美術館等協力連携推進事業
     共同企画展の開催
(2)博物館資料アドバイザー派遣事業
     新規アドバイザーとして北尾泰志氏を任命し、北栄町・若桜町を御担当いただく。若桜町郷土文化の里が新規でアドバイザー派    遣事業に参加する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成29年度に事業を立ち上げ、
@美術館等協力連携推進支援事業では、H29末に「鳥取県ミュージアム・ネットワーク美術館等協力連携計画」を策定し、その後は具体的な取り組みを行っているところ。来年度はより発信力を高めるため、共同企画展を開催する予定。
A博物館資料アドバイザー派遣事業では、4町で実施中(琴浦町は休止中)。各館の資料や収蔵施設の状況から、進捗状況は様々であるが、北栄町では本年度で民俗資料の整理は終了し古文書の整理活用を行っている。実際にアドバイザーの助言を実現するためには各歴史民俗資料館ごとに多くの障害があり、これを乗り越えるためには多様なサポートが必要である。

これまでの取組に対する評価

@鳥取県ミュージアム・ネットワーク美術館等協力連携計画の実現に向けて着実に事業実施することができた。
A資料の整理・保管・展示の改善に向けては、各館で取組や進捗状況に差はあるが、成果はTMNで共有し、文化財課の助言も受けながら、この取り組みが、他の館の取組の参考になりつつある。

財政課処理欄


 金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 879 0 0 0 0 0 0 0 879
要求額 1,553 0 0 0 0 0 0 0 1,553

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,410 0 0 0 0 0 0 0 1,410
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0