現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 生活環境部の水環境における生物多様性の保全と再生に関する研究
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:衛生環境研究所費
事業名:

水環境における生物多様性の保全と再生に関する研究

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生活環境部 衛生環境研究所 水環境対策チーム 

電話番号:0858-35-5417  E-mail:eiseikenkyu@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和3年度当初予算額 1,064千円 5,545千円 6,609千円 0.7人 0.0人 0.0人
令和3年度当初予算要求額 1,064千円 5,545千円 6,609千円 0.7人 0.0人 0.0人
R2年度当初予算額 1,163千円 5,509千円 6,672千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,064千円  (前年度予算額 1,163千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,064千円

事業内容

1 事業の目的・概要

県内水環境に生息する希少野生動植物を対象として、保全活動の取組みにつなげていくことを目的として、環境教育プログラムを構築する。

2 主な事業内容

○環境DNA分析による生息状況の確認

    環境DNA分析を用いて希少野生動植物の生息状況を確認するための調査方法の実用性を検証する。

    ○系統保存方法の検討
    生息が推定された希少種の保全方法を検討する。

    ○環境教育プログラムの構築
    調査結果に基づき、環境教育の教材を作成する。

    ○人材の育成
    生物等に精通した専門家を招いた研修などを行い、人材の育成に努める。

    環境DNA分析:環境DNAとは環境中(水や土壌など)に存在する生物由来のDNA のことであり、環境DNAの有無から生物の在・不在を         推定する分析方法。

3 事業の背景・必要性

○生物多様性の状態は全国的に悪化の一途をたどっている。
○県内においても、水生動植物が生息する水環境において生物多様性が減少しつつあると考えられる。
県レッドデータブックに掲載されている水生動植物(淡水魚類、淡水産貝類、水生植物)の種類数は、2002年は53種類であったが、 2012年は82種類にまで増加しており、この10年間で約1.5倍になっている。
県内水環境において生物多様性の保全を進めていくためには、地域住民の方や次世代を担う子供達への環境教育が必要である。

4 期待される効果

環境DNA分析により、希少野生動植物の生息分布を簡便に把握することができるようになり、その調査結果は希少野生動植物の生息環境を保全していくうえで重要な情報となり得ると考えられる。

調査結果を基に環境教育を行うことで、県民の方の生き物や環境に対する意識が高まり、生物多様性の保全につながることが期待される。

5 事業期間及び経費

年度
内容
平成31(令和元)年度
  • 調査研究対象種(淡水魚等を想定)の種の選定
  • 環境DNA分析による生息状況の確認
  • 専門家を招いたセミナー開催
令和2年度
  • 環境DNA分析による生息状況の確認
  • 系統保存方法の検討
  • 専門家による技術伝承(職員向け伝達研修の実施)
令和3年度
  • 環境DNA分析による生息状況の確認
  • 専門家による技術伝承(職員向け伝達研修の実施)
  • とりまとめ
  • 調査結果をもとに環境教育プログラムの構築

6 令和2年度要求額内訳

                                                                                 
内訳
内容
要求額(千円)
報償費講師謝金
54
特別旅費講師旅費
120
普通旅費研究会参加、情報収集のための旅費
55
需用費調査や実験に用いる資材・消耗品費、試薬
786
役務費ANAデスク
49
合計
1,064

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

■調査研究対象種の種の選定及び情報収集
本研究では調査対象種を県の特定希少野生動植物に指定されているミナミアカヒレタビラとし、ミナミアカヒレタビラに関する情報収集を行い、保護団体であるNPOと調査研究の方向性について意見交換を行った。
■環境DNA分析による生息状況の確認
○ミナミアカヒレタビラをモニタリングする手法として環境DNA分析による検討を行い、ミナミアカヒレタビラに特異的な検出系を作製し、野外での実用性を検討した。
○作製した検出系はミナミアカヒレタビラの在・不在を推定できる可能性が高いことがわかった。
○ミナミアカヒレタビラの生息状況の確認に環境DNA分析が有効に活用できる可能性が見出された。
■県東部の多鯰ヶ池における水草調査に専門家を招き鑑別方法などの技術的指導・助言をいただき技術の向上を図った。

これまでの取組に対する評価

○これまでの成果を今後、学会等で情報発信していく予定。
○今後もミナミアカヒレタビラの生息状況をモニタリングしていき、生息分布の季節変動を把握する。

工程表との関連

関連する政策内容

環境の保全・再生と活用に関する調査研究

関連する政策目標

湖沼の水質浄化や環境の保全・再生に関する研究の実施


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,163 0 0 0 0 0 0 0 1,163
要求額 1,064 0 0 0 0 0 0 0 1,064

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,064 0 0 0 0 0 0 0 1,064
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0