1 事業の目的・概要
教員の部活動指導に係る負担軽減と生徒の活動時間の確保を目的として、中学校における休日の部活動を令和5年度から段階的に地域へ移行していくこととなっており、令和3年度より国の委託事業を活用して実践研究を実施する。
また、部活動指導における教員の負担は高等学校も同様であるため、県立高等学校における運動部活動の今後の在り方や方向性について検討することを目的した検討会を実施する。
2 主な事業内容
| 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 地域運動部活動推進事業
(国委託事業) | 国事業を活用し、中学校における運動部活動の地域移行に向けた検討及び地域移行に係るモデル事業を実施
【委託先】市町村 | 2,493 | 0 | |
2 | 県立高等学校運動部活動在り方検討事業 | 県立高等学校における運動部活動の今後の在り方や方向性について検討する会の実施 | 247 | 0 | |
合計 | 2,740 | 0 | |
3 背景
部活動は、生徒の自主的、自発的な参加で行われるものであるが、学校教育の一環として学習指導要領に位置付けられた活動である。
また、教科学習とは異なる集団での活動を通じた人間形成の機会でもある。
しかし、これらの活動は教員の献身的な勤務によって支えられており、長時間勤務の要因や指導経験がない教員には多大な負担となっている。その為、教員の負担軽減を考慮した適切な指導体制を構築すべきであり、休日に教科指導を行わないことと同様に、休日に教員が部活動の指導に関わる必要がない環境を整えていく必要がある。
一方で生徒の希望に応えるため、休日に部活動を実施できる環境を整えることも重要である。その為、平日は学校活動として行われる部活動(学校部活動)、休日は地域で行われる部活動(地域部活動)として実施する方向性やスケジュールが示された。
4 今後のスケジュール
<国のスケジュール>
・令和3年度から「地域スポーツ・文化環境の整備の推進」「地域部活動・合同部活動を推進するための実践研究実施」
・令和5年度から「部活動改革の全国展開(運動部活動の段階的地域移行)」
<市町村のスケジュール>
・令和3年度から「地域スポーツ・文化環境の整備の推進」「地域部活動・合同部活動を推進するための実践研究実施」
「活動時間の適正化の推進」「教師の兼職兼業による地域部活動への参画」
・令和5年度から「部活動改革の段階的実施」