事業名:
野菜主要品目の生産拡大と高品質生産技術の確立
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農林水産部 園芸試験場 野菜研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
令和3年度当初予算額 |
3,933千円 |
47,145千円 |
51,078千円 |
4.2人 |
4.9人 |
0.0人 |
令和3年度当初予算要求額 |
3,933千円 |
47,145千円 |
51,078千円 |
4.2人 |
4.9人 |
0.0人 |
R2年度当初予算額 |
4,229千円 |
46,715千円 |
50,944千円 |
4.2人 |
4.9人 |
0.0人 |
事業費
要求額:3,933千円 (前年度予算額 4,229千円) 財源:単県、その他(受託費)
一般事業査定:計上 計上額:3,933千円
事業内容
1 事業の目的・概要
本県の野菜の主要品目スイカ、ブロッコリー、キャベツ、ミニトマト、葉菜類、イチゴ、白ネギ等)の省力化技術の開発、施設(パイプハウス)栽培の高度利用と安定生産技術の確立、露地野菜の安定生産技術の確立、農家自身が実施可能な簡易土壌分析方法の確立を図る。
2 主な事業内容
小課題名 | 品目 | 主な研究内容 |
1 鳥取スイカの生産・消費拡大を目指す次世代栽培技術 | スイカ | (1)省力栽培技術
(2)ハウス・トンネルの安定生産技術
(3)小玉・漬物スイカ栽培技術 |
2 イチゴ新品種のブランド化と産地強化に向けた革新技術の開発 | イチゴ | (1)「とっておき」特性解明と栽培技術
(2)品種候補系統の特性解明
(3)新品種・系統の適応性検定 |
3 黒ボク地域における野菜の生産拡大と高品質生産技術の確立 | ブロッコリー | (1)作型別適品種の選定
(2)出荷予測技術の確立
(3)5月どり作型のボトニング抑制 |
ミニトマト | (1)単為結果性ミニ・中玉トマトの栽培技術
(2)ICT活用による環境モニタリング |
葉菜類 | (1)コマツナの周年生産 |
白ネギ | (1)黒ボクの適品種の選定
(2)夏越し向上技術 |
4 簡易・迅速土壌診断による野菜の適正施肥技術の確立 | 簡易土壌診断 | (1)簡易土壌診断法の確立
(2)適正肥培管理の実証 |
3 事業の必要性
(1)本県の野菜産地は、高齢化によって栽培面積、販売額は減少傾向であるが、近年施設栽培が増加傾向にあり、スイカ後作のミニトマト、ホウレンソウ等葉菜類等を組み合わせて雇用を活用した施設の高度利用を目指す動きがある。
(2)スイカはつる引き作業の労力が栽培面積拡大の障害となっており、省力的な栽培方法が求められている。また、低温期の着果安定や高温期の高品質生産技術が求められている。
(3)イチゴ新品種「とっておき」が平成30年10月に品種登録された。本品種の普及が進んでおり、本県における栽培方法の確立と増収技術が求められている。
(4)ブロッコリー、白ネギ、キャベツ等黒ボク地域で栽培される露地野菜品目について作型別の適品種の選定や、端境期や高温期における生産安定の技術が求められている。
(5)適正な施肥と安定生産のため、農家自身が実施可能な土壌診断方法の確立が求められている。
4 これまでの成果
小課題名 | 主な成果 |
1 鳥取スイカの生産・消費拡大を目指す次世代栽培技術 | ・無つる引き栽培法を確立しマニュアルを作成した。
・ハウス、トンネル栽培の適品種を選定した。 |
2 イチゴ新品種のブランド化と産地強化に向けた革新技術の開発 | ・EOD加温と炭酸ガス施用による新品種「とっておき」の増収効果を明らかにした。
・「とっておき」の栽培特性を解明した。
・「とっておき」の栽培マニュアルを作成し、農家に配布した。 |
3 黒ボク地域における野菜の生産拡大と高品質生産技術の確立 | ・ブロッコリーの作型別適品種を選定した。
・加工用ブロッコリーの栽培法を確立した。
・単為結果性ミニトマトの特性解明と栽培法を明らかにした。 |
4 簡易・迅速土壌診断による野菜の適正施肥技術の確立 | ・リン酸、加里の簡易土壌診断法を確立した。
・堆肥施用スイカの窒素施用基準を作成した。 |
5 令和3年度の試験内容
小課題名 | 内容 |
1 鳥取スイカの生産・消費拡大を目指す次世代栽培技術 | ・省力整枝法の開発(現地普及)
・品種候補スイカ共台の評価および特性解明
・高温期のハウス高品質生産 |
2 イチゴ新品種のブランド化と産地強化に向けた革新技術の開発 | ・「とっておき」の電照技術
・品種候補系統の特性調査と栽培技術 |
3 黒ボク地域における野菜の生産拡大と高品質生産技術の確立 | ・ブロッコリー、白ネギの作型別適品種の検討
・5月どり作型でのボトニング抑制
・単為結果性ミニ・中玉トマトの特性解明と栽培法
・ミニトマトでのICT活用による環境モニタリング
・白ネギの夏超し向上技術 |
4 簡易・迅速土壌診断による野菜の適正施肥技術の確立 | ・簡易土壌診断法の実用性評価
・適性施肥管理の実証試験 |
6 予算要求内訳及び試験期間
内訳 | 要求額
(千円) |
旅費 | 281 |
栽培資材・実験器具購入費 | 3,619 |
通信運搬費 | 33 |
合計 | 3,933 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 鳥取スイカの生産・消費拡大を目指す次世代栽培技術
・無つる引き栽培法を確立し、新しい技術として今後普及する。
2 イチゴ新品種のブランド化と産地強化に向けた革新技術の開発
・新品種「とっておき」が品種登録された。
・「とっておき」栽培マニュアルが完成し、農家に配布した。
・炭酸ガスの施用による増収効果を確認した。
3 黒ボク地域における野菜の生産拡大と高品質生産技術の確立
・ブロッコリーの作型別適品種について検討を行い、これまでに品品種を適品種として情報提供した。
4 簡易・迅速土壌診断による野菜の適正施肥技術の確立
・リン酸、カリの簡易土壌診断技術を確立し、今後現地での実用性を検討する。
これまでの取組に対する評価
平成30年度 外部評価委員会議(事前評価)の結果
総合評点 12.7 判定 ◎
(評点9以上で試験実施)
評価委員の主な意見
・今まで経験的に判断していた土壌診断を定量的に見ることかでき、より効率よく施肥が可能、生産のコストダウンにつながると思います。
・研究成果に期待します
・簡易土壌成分の分析結果は農家農業だけでなく環境保全の面からも重要である。
・分析方法の確立とともに、その利用方法を広げていただきたい。
・大きな視点で土壌診断の仕組みを考えていただきたい
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
4,229 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
195 |
4,034 |
要求額 |
3,933 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
495 |
3,438 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
3,933 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
495 |
3,438 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |