事業名:
県産牛乳のおいしさ評価試験
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農林水産部 畜産試験場 酪農・飼料研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
令和3年度当初予算額 |
27,553千円 |
26,029千円 |
53,582千円 |
3.0人 |
0.8人 |
0.0人 |
令和3年度当初予算要求額 |
31,823千円 |
26,029千円 |
57,852千円 |
3.0人 |
0.8人 |
0.0人 |
R2年度当初予算額 |
24,650千円 |
25,840千円 |
50,490千円 |
3.0人 |
0.8人 |
0.0人 |
事業費
要求額:31,823千円 (前年度予算額 24,650千円) 財源:単県、財産収入
一般事業査定:計上 計上額:27,553千円
事業内容
1 事業の目的・概要
トップレベルの乳質で評判も高い県産牛乳の「風味」成分等を明らかにし、「おいしさ」を科学的に評価することで、具体的特徴を明確にし、県産牛乳のブランド力向上を目指す。
2 主な事業内容
(1)県内産と県外産の市販牛乳を用い、味成分と香気成分の定性・定量評価及び官能評価試験を行い、県産牛乳の特徴を明らかにする。
(2)生乳生産から処理までの各段階(個体、農場、殺菌処理前の工場集合乳)と得られた特徴との関係を科学的に分析し、おいしい県産牛乳の生産に影響する要因(飼養管理、衛生管理)を明白にする。
(3)生産段階において生乳の風味成分に及ぼす影響(乳牛の給与飼料内容・給与法・牛舎環境の違い等)について、当場の試験牛を用い、より詳細な調査を行う。
3 事業の効果
(1)県産牛乳の 「おいしさ」に関する特徴と要因を明らかにし、研究成果を生産現場に還元することでおいしい牛乳・乳製品を消費者に安定的に供給することができる。
(2)特徴ある牛乳生産を行うことで、他県産牛乳との差別化、ブランド価値の向上、県産牛乳の消費拡大、県内酪農家の所得向上・生産意欲の向上につながる。
4 実施期間
内容 | H31 | R2 | R3 | R4 |
(1)製品化された県内産と県外産牛乳の比較試験(おいしさに影響する項目を科学的に調査) | ● | ● | ● | |
(2)生産段階でのおいしさに影響する要素・要因を調査 | | ● | ● | ● |
(3)県産牛乳のおいしさを客観的に評価 | | | | ● |
5 要求額内訳
項目 | 要求額(千円) |
需用費(飼料・医薬材料・修繕費) | 25,066 |
役務費(血統登録料・削蹄料) | 520 |
備品購入費(ホイールローダー・超音波診断装置) | 6,138 |
委託費(牛温計使用料) | 99 |
合計 | 31,823 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
市販牛乳の味成分の分析について、第1段階として味覚センサーでの計測において、可能な7項目のうち5項目に絞り、県内外の市販牛乳8検体を用いた検査を行い、明確な差が見られなかった。また、生産部門で近年注目をされている脂肪酸について、生産農場段階での分析を行った。
市販牛乳の官能評価については、県内内部機関となる大山乳業の品質管理部で行っている官能検査の手法等についての聞き取りを行い、官能評価試験の具体的進め方(検体の数・条件・内容、検査頻度)・協力体制についての方向性を決定した。実際に異常風味の識別、五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)と無味の識別も実施した。
これまでの取組に対する評価
牛乳の「おいしさ」を構成する成分は多岐にわたり、それらのバランスによって「おいしさ」として表現されることが示唆された。
味覚センサーによる分析では有意差を見いだせなかったが、脂肪酸の分析において、給与飼料の異なる農場ごとに有意差が生じる可能性が示唆された。今後は市販牛乳のおいしさ・風味に影響すると推察される項目の絞り込みを行う。また、生産段階における生乳のおいしさ・風味成分等に及ぼす影響について給与飼料の把握・管理から農場・個体乳供に一貫して分析を行える当試験場で分析を同時進行していく必要がある。
工程表との関連
関連する政策内容
消費者の求める安全・安心・高品質な畜産物生産技術の開発
関連する政策目標
客観的に県産牛乳の「おいしさ」の特徴を明らかにし、その由来を生産段階に遡って究明することで、高品質でおいしい県産牛乳の増産に繋げていく。
財政課処理欄
備品購入費、枠外標準事務費の金額を精査しました。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
24,650 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
23,945 |
0 |
705 |
要求額 |
31,823 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25,685 |
0 |
6,138 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
27,553 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25,685 |
0 |
1,868 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |