これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 事業目標
・Uターン就職率 36%(令和3年3月目標)
【平成31年3月28.6%、令和2年3月32.2%(暫定値)】
2 関西圏の大学等との連携協定の締結
(1)包括協定[3校]
龍谷大学(H22)、京都女子大学(H27)、京都産業大学(H28)
(2)就職支援協定[17校]
H25年度…神戸学院大学
H26年度…立命館大学、武庫川女子大学、関西大学
H27年度…同志社大学、兵庫医療大学
H28年度…神戸電子専門学校、神戸女子大学、神戸女子短期大学
H29年度…近畿大学、大阪商業大学
H30年度…大阪薬科大学、京都橘大学、甲南大学(H31.2)
R1年度…関西学院大学(R1.8)
R2年度…佛教大学(R2.6)、流通科学大学(R2.9)
3 関西圏の大学等との連携事例
(1)就職支援
・県出身の関西圏の大学生への積極的な就職関連情報の提供(HP、電子メール配信、SNS配信、大学キャリアセンターからの提供など)
・協定大学と連携した共同行事での意識啓発(R1:11大学で就職カフェを実施し計101人参加、3大学で理工系学生向け業界研究セミナーを実施し22人参加)
・とっとりWorkWorkバスツアーでの県内企業視察を通じた鳥取就職への意識醸成(R1.8:計54人参加)
(2)産学官連携
・龍谷大学農学部学生がJA鳥取中央、大山乳業などでインターンを実施(R1:3人参加)
(3)世代間交流
・Uターン就職ミニ講演等を通じ県出身学生の縦横のつながりを深める交流会の開催(春の大交流会in神戸学院大学 H31:12人、龍谷大学とっとりの集い R1:21人参加、立命館大学とっとりふるさとタイム R1:3人参加)
(4)生涯学習
・県・龍谷大学連携講座(H25受講者数:計120人)
・京都産業大学地方自治未来論「知事講演」(H29受講者数:約50人)
・京都女子大学地域連携講座(R1受講者数:約100人)
(5)地域の活性化
・京都産業大学笹部ゼミによる県内酒蔵と食文化の現地視察(R1:学生10人、教員2人)、龍谷大学学生グループによる県東部の地域活性化事例調査(R1:学生3人、教員1人)
これまでの取組に対する評価
平成25年以降、関西圏の主要大学を対象に県出身学生の就職状況についての調査を実施(対象…H23〜29年卒業生)したところ、Uターン就職率には漸増傾向がみられていたが(H23:25.5%→H29:35.2%)、平成30年は30.2%、平成31年は28.6%と減少した。令和2年は32.2%(暫定値)と回復がみられる。
当初は龍谷大学との連携モデル事業(H22〜25)及び他の協定大学と共同した各種IJUターン就職支援事業の本格実施(H27〜)が一定の効果をもたらしていたと推察するが、平成30年以降は新卒就職者の売り手市場を背景とする大手志向が強まったと思われる。
近年、本県へ立地進出する企業が増え、今後県内産業の中核を担う人材がますます必要とされており、この期待に応えるためにも、理系学生を中心とした人材確保と、本県が抱える課題の解決に当たり、大学の得意分野での支援を得られるよう連携をさらに推進する必要がある。
また、県出身者のUターン就職を促す上でも、学生が鳥取県内企業の情報と接する機会を積極的に提供するとともに、関係人口の増加によるIターン者増を目指して、鳥取県を身近に感じていただく取り組みや情報発信にさらに力を入れて取り組む必用がある。