現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 交流人口拡大本部の「誰もが楽しめる観光地・鳥取県」創造事業
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

「誰もが楽しめる観光地・鳥取県」創造事業

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交流人口拡大本部 観光戦略課 企画担当 

電話番号:0857-26-7421  E-mail:kankou@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R3年度予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人

事業費

要求額:3,880千円    財源:単県   追加:3,880千円

一般事業査定:ゼロ 

事業内容

1 事業の目的・概要

高齢者人口の増加、東京オリンピック・パラリンピックに向けた全国的なユニバーサル化推進のなか、鳥取県観光の成長産業化を進めるため、一層の拡大が見込まれるユニバーサルツーリズム市場を他県に先駆けて開拓し、「誰もが楽しめる観光地・鳥取県」となるよう、ユニバーサルツーリズムを推進する。

2 主な事業内容

                                                                                           (単位:千円)
    細事業名
    内容
    要求額
    前年度予算額
    前年度からの変更点
    ユニバーサルツーリズム事例創出支援事業県内にユニバーサル化改修等による経営の成功事例を創出するため、経営コンサルタント・金融機関・ユニバーサル建築等の専門家で構成する「支援チーム」が、こうした改修等に意欲のある県内旅館経営者に対して、ユニバーサル化に取り組む経営メリットやおもてなし力向上を含む先進事例、具体的な改修案を提示するとともに、中長期的な経営相談等を行う。
     
    ※支援チームの構成(R2年度)
    ・経営コンサルタント
    ・ユニバーサル支援団体
    ・設計士
    ・アドバイザー
    3,000
    3,000
    バリアフリー情報共有アプリによる発信事業国において、バリアフリー化に取り組む観光施設を認定する制度の創設が計画されている中、本県においても、ユニバーサル情報共有アプリ「Bmaps(ビーマップ)」に設置した鳥取県専用ページを活用し、障がい者や高齢者をはじめとする多様なユーザーに対し、県内の観光・宿泊施設等のバリアフリー情報等を効率的に提供する。

    ※Bmaps(ビーマップ) : 日本財団が(株)ミライロに企画・開発を委託したバリアフリー情報投稿型アプリで、全国で約20,000人のユーザーが各地の観光情報等の入手に活用している。
    880
    880
    合計
    3,880
    3,880

3 調整要求の理由

●ユニバーサルツーリズム事例創出支援事業
     UD改修の意義や効果について、県内で広く認知されていないという現状がある中で、UD化宿泊施設の多様なモデル事例を継続して創出していくことが、県内の宿泊施設経営者のUD改修に対する意識を確実に変化させ、県内全体の受入環境の整備に着実に繋がると考える。
     また、宿泊施設のUD化は多額の費用がかかるとともに、成功させるには建築士、経営コンサルタント等各方面の専門家からのアドバイスが必要不可欠である。これまでの改修例も、専門家を交えて施設に合った改修計画を策定し、支援チームからのアドバイスを随時受けつつ成功させた事例であり、県内の宿泊施設自身が計画から実施までを自力で行うのは、まだ難しい状況である。先進事例ができたからといってすぐに横展開を図れるというものではなく、引き続きUD改修に意欲的な宿泊施設の支援を実施する必要がある。

    ●バリアフリー情報共有アプリによる発信事業
     政府の観光需要回復のための政策プランの新たな取組として、バリアフリー化に取り組む観光施設を認定する制度を創設し(心のバリアフリー認定)、情報発信を強化することが盛り込まれている。
    このような動きが加速していくことに合わせ、本県においてもバリアフリー化施設を登録し、情報発信することが必要である。
    Bmapsは、障がい者が外出の際に必要とする情報を掲載し、バリアフリー情報発信に有効なツールである。また、車いすユーザーから「Bmapsを周りの車いすユーザーにも勧めたい」、「Bmapsを今後も利用したい」との好評を得ている。本アプリにより、県内の観光施設等のバリアフリー情報を発信していくことで、ソフト面のバリアフリー化を推進する。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<ユニバーサルツーリズム事例創出支援事業>
●事業目標
本県は、国籍・年齢・障がいの有無に関係なく「誰もが楽しめる観光地・鳥取県」であることを目指して、ユニバーサルツーリズムの取組を進めているが、施設のバリアフリー環境の整備が課題であった。そこで、ユニバーサルツーリズムに対する宿泊施設側の意識付けと成功事例の創出を目的に、バリアフリー化モデル事業を実施する。

●取組状況
平成30年度より、事業の受託者である山陰合同銀行を中心とした支援チームにより、UD化に意欲のある宿泊施設に対し、UD改修や資金調達、ホスピタリティ向上に必要な専門的助言・サポートを実施。最初の施設改修事例である「観水庭こぜにや」の改修が、令和元年11月に完了した。令和2年度は「松風荘旅館」に対し、UD化に向けた検討、経営アドバイスを行っている。

<バリアフリー情報共有アプリによる発信事業>
●事業目標
観光情報・バリアフリー環境整備状況等を多言語で網羅的に掲載できるバリアフリー情報共有アプリに、鳥取県専用ページを設け、情報発信する。

●取組状況
令和2年4月までに、観光・宿泊施設、観光体験のユニバーサル化状況(段差の有無、Wi-Fiの有無、バリアフリー化の状況コメント等)が掲載された200施設を登録した。(平成30年度=80施設、令和元年度=120施設)令和2年度は登録施設情報等の随時更新を行っている。

これまでの取組に対する評価

<ユニバーサルツーリズム事例創出支援事業>
平成30年度から令和元年度にかけてUD化を支援した、こぜにやの「宝殿」の間は、ユニバーサル化改修の結果、1組あたりの平均人員が増加し、1室単価が上昇した。また、改装により付加価値を備えたことによる新たな顧客の獲得につながっている。今後はこぜにやの経営成功事例の継続的なPR及び西部のモデル事例創出を行う必要がある。

こぜにや「宝殿」の間の改装後3か月と前年同時期の比較
 宿泊者数:196人→206人
 平均人員:4.4人→4.7人
 1室単価:105,000円→111,000円 

<バリアフリー情報共有アプリによる発信事業>
現在モデルコース7ルートと、トラベルフレンズとっとりの紹介、UDタクシーについて、観水庭こぜにやの改修についてしか掲載していないが、今後、イベント情報やバリアフリー情報等を掲載し、鳥取県専用ページを見た観光客が鳥取に興味を持ち実際に鳥取を旅行することを促す必要がある。

財政課処理欄


 ユニバーサルツーリズム事例創出支援事業については、これまで本事業で創出した事例や他県の事例を活用するなどしてください。バリアフリー情報共有アプリによる発信事業については、登録ユーザー数が少数であり、効果に疑問があります。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 3,880 1,940 0 0 0 0 0 1,940 0
保留・復活・追加 要求額 3,880 1,940 0 0 0 0 0 1,940 0
要求総額 3,880 1,940 0 0 0 0 0 1,940 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0