現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 地域づくり推進部の青谷上寺地遺跡発掘調査事業
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:文化財保護費
事業名:

青谷上寺地遺跡発掘調査事業

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地域づくり推進部 とっとり弥生の王国推進課 青谷上寺地遺跡整備室 

電話番号:0857-85-5011  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和3年度当初予算額 42,967千円 51,508千円 94,475千円 4.0人 7.0人 0.0人
令和3年度当初予算要求額 42,967千円 51,508千円 94,475千円 4.0人 7.0人 0.0人
R2年度当初予算額 58,766千円 50,996千円 109,762千円 4.0人 7.0人 0.0人

事業費

要求額:42,967千円  (前年度予算額 58,766千円)  財源:国1/2、単県 

一般事業査定:計上   計上額:42,967千円

事業内容

1 事業の目的・概要

(1)整備計画に資するため、青谷上寺地遺跡の詳細な内容を確認する発掘調査を実施する。

     (2)発掘調査成果の補完及び今後の発掘調査の必要性を判断するための予備調査(ボーリング調査)を行う。
     (3)貴重な出土品を後世に引き継ぎ、出土品の調査研究や活用を可能とするための恒久的な保存処理を行う。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
史跡等内容確認調査(1)発掘調査(第19次発掘調査)
 ・調査目的:第18次発掘調査で確認された、
  港湾施設の可能性のある造成跡の性格解明(2カ年計画の第2年次)
 ・調査面積:90平米(15.0m×6.0m)
 ・発掘調査支援委託業務により実施
(2)出土品の整理作業
 ・令和2・3年度第19次発掘調査の出土遺物について、整理作業(洗浄・注記・接合・復元・図化等)を行う。
34,089
49,665
整備予備調査 ・ボーリング調査 10m×2地点
2,805
3,575
埋蔵環境調査 ・観測孔1本の移設
 ・移設先 1地点と既存の観測抗4地点の同時観測(ph値測定、酸化還元電位測定、溶存酸素測定ほか)を行う。
2,103
1,011
史跡整備工事のため、観測孔1本の移設を行う。
出土品の保存処理(1)直営による保存処理
 第18次調査出土木製品
(2)専門業者に委託して実施する保存処理  
 第1次調査木製品3点
3,521
3,351
とっとり弥生の王国調査整備活用委員会・調査研究部会(青谷上寺地遺跡担当)を年2 回(7月、3月)開催する。
   449 
1,164
合計
42,967
58,766

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<事業目標> 
遺跡の詳細な内容を確認し、その構造や景観などの実態を解明する。
・弥生時代後期後葉の集落全体像の解明 
・弥生時代後期後葉の景観復原図作成

<取組状況> 
・地区ごとに解明すべき課題を定めた詳細調査(発掘調査)の実施
・ボーリング試料をはじめとした、各種試料の詳細な分析に基づく景観復原の実施※その他にも、埋蔵環境の継続的な観察、出土品の調査研究と活用を可能とするための保存処理を実施

<改善点> 
発掘調査計画及び調査課題についての時点修正を行い、その解明にむけた調査方法を検討する必要がある。

これまでの取組に対する評価

<評価>
目的意識を持った詳細な発掘調査の実施により、青谷上寺地遺跡の弥生時代後期の様相が徐々に明らかとなっている。
調査を進めるにあたっては、古環境解明を目的とした様々な自然科学分析(一部業者委託を含む)を導入している他、ボーリング試料等に基づく「景観復原CG」を作成、公開するなど、当時の周辺環境全体を対象とした総合的な調査として行っており、我が国の弥生時代集落研究をリードする取り組みであると自負している。
また、弥生時代遺構の上層では「古代山陰道」と考えられる道路遺構や、これを基準とした「条里地割」と考えられる遺構を検出し、弥生時代のみならず古代(奈良・平安時代)研究においても重要な遺跡であることを明らかにすることができた。
これら調査成果は、計画的に刊行している発掘調査報告書にて公開しており、学会より高い評価をいただいている。 史跡整備の対象である、弥生時代の「交易拠点としての港湾集落」という遺跡像をさらに具体的なものとするために、今後も継続的に取り組んでいくことが必要である。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 58,766 27,580 0 0 0 0 0 0 31,186
要求額 42,967 19,203 0 0 0 0 0 0 23,764

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 42,967 19,203 0 0 0 0 0 0 23,764
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0