これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○事業目標
団体旅行向けの施策として、本県への宿泊・周遊を伴うバスツアー造成に対する支援及び旅行商品造成支援を行うことで、鳥取県への旅行会社からの送客及び商品露出を促すことを目標とする。また、個人旅行向けに県内観光での観光周遊性を高める観光パスポートにより、効率的に多くの観光地を周遊してもらい、観光消費を図ることを目標とする。
○これまでの取組状況
バス旅行商品支援
平成26年度に施行された貸切バスの新運賃制度に起因するバス代高騰により、旅行会社は、団体バスツアー造成を控える傾向にある。
また、鳥取県中部地震、平成30年7月豪雨、令和2年度新型コロナ感染拡大で「観光需要回復緊急支援事業」として、バス旅行商品支援強化などの対策を実施したが、県全体の観光入込客数において団体バスツアー客は、減少している。
旅行商品造成支援
旅行会社のパンフレット造成等への支援を実施し、旅行会社でのパンフレット露出の増加を実施している。
観光パスポート作成支援
観光パスポート「トリパス」は、観光客が割引や特典を受けることができ、掲載されている観光施設への誘客促進や観光消費額の増額につながっている。
これまでの取組に対する評価
○これまでの取組に対する評価
団体バスツアーの観光客は、近年増加している個人観光客に比べて直前のキャンセルが少なく平日の来県が多いなど、県内観光施設、旅館等の安定的な経営に不可欠であるため、継続した支援が必要である。
また観光消費額の観点で鳥取県では「買い物」部分の消費割合が全国的に低いため、観光パスポート等を活用し、観光客の観光消費を促す必要がある。
引き続き、平日を活用した旅行商品造成・観光周遊、個人旅行需要の取り込みなどを促すことで、確かな観光需要に繋げていく。