○平成30年度及び令和元年度にアニメゲゲゲの鬼太郎第6期が放映され、鳥取・境港を舞台とする回も登場し大きな話題となった。平成30年度の水木しげるロードのリニューアルとの相乗効果もあり、「アニメ鬼太郎の聖地」として鳥取・境港を訪れる観光客が大幅に増加した。(H29年度:2,023,013人→H30年度:2,926,191人)
○令和元年度に東京・調布で開催した「妖怪降臨ピック」では、東映アニメとの緊密な連携により、従来の固定ファンからさらに範囲を拡大して集客を図ることができた。アニメとの連動は「アニメ鬼太郎の聖地・鳥取」を強く印象付け、新たな層への認知度向上に繋がったものと考える。
○水木先生の顕彰事業である「生誕祭」は平成27年度から実施し、早春の恒例の水木しげるイベントとして定着している。水木しげる作品のファンを中心に県外からも多数来場(半数以上を占める)、顕彰事業でありながら誘客効果の高い取り組みとして、今後も継続して実施していく。
○令和4年3月には、水木しげる先生の「生誕100年」を迎える。この節目を話題づくりの大きなチャンスと捉え、ソフトハード両面から記念事業を行うことで、水木先生が地元・鳥取境港にもたらしたご遺徳に感謝する機会とするとともに、さらなる誘客促進に繋げ、新型コロナの影響で疲弊した県内観光産業を回復の軌道に乗せる一助としたい。