これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)ふるさと産業支援事業補助金
●商品開発・販路開拓支援補助金
補助金交付実績 R1:8件 R2:8件(見込) R3:10件(目標)
●後継者育成支援補助金
補助金交付実績 R1:3件 R2:6件(見込) R3:8件(目標)
のべ38名に補助金を支給 ※研修中含む
(2)販路開拓支援(物産協会委託)
平成21年4月から民工芸品の県内新規店舗の開拓等を行うため、鳥取県物産協会に「民工芸品県内販売コーディネーター」を配置し、委託。民工芸業者と販売業者との企業間マッチングに伴う経費、セミナー開催(H26〜)、県内若手の展示販売会開催の経費に対して支援。
・目標:県内展示会の売上200万超。講演会への若手20名参加。
(3)鳥取の手仕事、とっとりの酒パンフレット及び民工芸品販売店マップを作成し、各種展示会などで配布。民工芸品の普及を図っている。
・目標:パンフレット改訂発行し各所で配布
(4)県伝統工芸士の認定により普及啓発と技術伝承を図る。R1:2 R2:数名を認定予定。県郷土工芸品49品、工芸士87名を認定(延べ数)。
・目標:数名を認定。
本事業は、ホームページへの掲載、伝統工芸士会への配布、個別訪問時の事業の案内で周知を図っている。
これまでの取組に対する評価
(1)ア 補助金による商品開発・販路開拓支援
本補助金を活用して展示販売会に参加し、直接消費者・販売者に商品をPRして新たな顧客を獲得するなど着実に販路の開拓について寄与している。
利用した事業者からは、「催事に出るとお客様からの声が直接聞け、励みになる。出品だけではなかなか売れないが、補助を受け、催事中会場で販売することで販売額も増え、認知度も上げることができる」との声。
(1)イ 補助金による後継者育成支援
利用した事業者からは、「受け継いだ技術を次につなぎ伝承することができる」「弟子には生活の心配をせず修業に集中してほしいので、行政の支援で研修費が払えるのはありがたい」「親類でも補助があるのが有難い」との声があり、制度の意義は大きい。
研修後の定着や県外流出が課題で、研修中・研修後のフォローが必要。また、事業者が育成がしたくても弟子候補が見つからないという課題もある。
(2)米子高島屋での若手中心の販路支援により、若手の露出機会ができている。松山での工芸展も物産協会のコーディネイトで実施したり、HPに工房訪問記をアップしたり、県内事業者の販路拡大に寄与している。
(3)パンフレット、伝統工芸士の認定など普及啓発活動
展示会や店頭で配布し、需要喚起と観光誘客につながっている。