これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・採用決定者数目標・・・200人以上
・相談件数目標・・・4,400件以上
<取組状況・改善点>
平成29年7月の開設から3年が経過したところである。その間、職業紹介、職業相談において人材確保等の地域が抱える課題への対応や国のハローワークとの差別化を念頭に、提案型のマッチング等独自の取り組みを展開してきたところである。
・高齢者に向けた「生涯現役求人」と子育て中の方に向けた「子育て応援求人」を平成30年度に創設し、令和元年度も高齢者就労や子育て応援就労の啓発ポスターの作製など広報活動を強化し引き続きマッチングを図った。
・大型商業施設での「出張!県立ハローワーク」や毎月の乳幼児健診時に「出張!相談室」を開設し、「打って出るハローワーク」を体現する出張相談を実施。
しかしながら、人材確保の前提となる求職者の掘り起こしは、急務の課題であり、商業施設での出張相談室の相談時間を試行的に延長し、平日の仕事帰りのかたの就職相談の利便性の向上を図ったり、定期的に量販店でチラシ配布を行うなど広報活動の強化を行った。
これまでの取組に対する評価
商業施設など地域に密着した出張相談の取り組みを充実したところであるが、地域ニーズの掘り起しに一層取り組みたい。
<利用状況>
○令和元年度
・相談件数 4,625件
・採用決定件数 200件
・就職決定率 61.0%
○令和2年度9月末現在
・採用決定者数80人(年度目標200人の40.0%
・相談件数1,999件人、年度目標4,400件の45.4%
当所が独自に始めた「生涯現役求人」や「子育て応援求人」の取り組みは、地域人口が減少する中で、労働力確保の手段として、先駆的な取り組みであり、地域の企業や住民に対する啓発段階からの取り組みが重要である。
一方、求人企業のニーズの高い若年層へのアプローチについては、まだ、確立された取り組みがなく、課題として残っている。県外進学生等を対象とした地元就職の促進策について、市内高校はじめとする関係機関との連携策を引き続き検討する。